世界「倒産」図鑑を読んでみた
経済が停滞しているので、この状況が続いた時のワーストケースとして倒産もあるのかなと不安になります。そんな時に思い出したのがこの本。タイトルはインパクトがあって覚えていたのですが、読んでなかったので今回読んでみることにしました。
著者は荒木博行さん。イラストが特長的で読み易いです。
内容としては、倒産した25社の事例を通して
・どんな会社なのか
・なぜ倒産したのか
・そこからどんな学びがあるのか
が描かれています。
出てくる企業がコダック、リーマン・ブラザーズ、ゼネラルモーターズ等の世界的大企業なので自社とは関係無い話と思うかもしれませんが、そんな大企業でも
・時代の変化に対応しきれなかった
・ずさんなマネジメントで現場をコントロールできなかった
等、企業規模に関係無く共感できる部分が多いなと感じました。
また、イラストを踏まえたグラフが載っているのですが、それをみると長い間好業績を続けていても、一度負のスパイラルに入ると倒産までは一気に行くのが分かります。
新型コロナで、リモートワークも増えたり、消費意識が変わったりと時代が変化している時。企業としても個人としても参考になる部分が多いおススメの本です。