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同人誌感想:16冊

久しぶりの同人誌感想です。
ZINEガチャなどもあり折り本も織り交ぜて感想をお届けします。
文学フリマ東京でgetした本もありますので、ぜひ参考にしてくださいね。

日埜和なこさん( @hinowasanchi )編集の「輝石のドロップス-準備号-」読んだ。 タイトル通りアンソロジーの準備号で、参加者さんのテイストを事前に確認できる短編&抜粋集。 いろいろな個性があるけれど、この本はきれいな印象のお話しが多いかな? アンソロ本体も楽しみですね。

コラクリ舎(@clcrsha )発行の「ZINE」読んだ。 #コラクリオトナの文化祭 という企画で作られた本で、イラスト・詩・小説・立体物となんでも詰まっててだいぶすごい。デザインフェスタで頒布とのことで、めちゃくちゃデザインフェスタ感がある。 いろいろなジャンルの作品に触れられる欲張りセット。

魔女と死体(ゾンビ)( @sorciere_zombie )さんの「壊れた人間はどこへ向かうのか」読んだ。 人を選ぶ内容ではあるけど、私はこういうテーマ好きですね。 途中視点人物が変わってるように見えるのも、内容の不安定な感じが出てていい。 最後のオチがそう来るとは思わなくてびっくりしたわね。

inksundae( @inksundae )さんの「Tiny gift」読んだ。 ちいさな女の子のちいさいけれどもどうしようもない困りごとと、ちいさな贈り物のお話しがセリフなしのマンガで描かれていてすごくやさしい雰囲気。 こういうさりげない日常って大事だなっておもう。

沢さん(でいいのでしょうか?)の「屋外日記」読んだ。 日常からぽろぽろとこぼれるような日常の言葉と記録。日記なのになぜだかすごく詩的。庭仕事に関する話が多いからなのか。 これも何気ない日常系だけど、読んだあとなんとなくすがすがしさがある。

あかる / トノネコZINE( @tononecoZine )さんの「デザイナの日報ぽえむ」読んだ。 デザイナーだけあってシンプルな構成なのに装丁がめちゃくちゃおしゃれ! それはさておき、webデザイナーがどんなことを考えているのかをのぞき見られるのも興味深い。

marumaru_hanco( @marumaru_hanco )さんの「# かわいいものあつめ」読んだ。 つい集めてしまうかわいいもの、紙のハギレや缶などあまりにもわかりみがふかい…… 手作りの消しゴムはんこもすごくかわいい。 シンプルな構成にかわいさがぎゅっと詰まった1冊。

BabyfaceDesign( @BabyfaceDesign )さんの「ステラ 旅の途中」読んだ。 白い紙に青インクも鮮やかなんだけど、さりげなく添えられた白インクの星モチーフがあまりにもハイセンス。 内容も短い文とイラストでシンプルながらもしみじみする。 こういうのかけるようになりたいね。

土谷尚武( @TSUCHIYA_SHOBU )さんの「SEIZE THE DAY」読んだ。 ポップな絵柄で愛を描く。すごい。 どこが表紙なのかわかりづらいのだけ難点だけれども(なので本のタイトル間違えてるかも)手元に1冊あったら元気になれる。

かばよし( @wakava0207 )さんの「I'm prepared」読んだ。 折り本なのに全ページがつながったイラストはすごい。構成力がすごい。 おふろからベッドまで、毎日の最後のひとときをちょっとファンタジックに描いたイラストがすごくかわいい。

キダサユリ( @wanikoha )さんの「電灯魚とお嬢さん」読んだ。 すごくおとぎ話っぽい雰囲気なのに、よく内容を読むとだいぶそれどころではない。 黒と水色のインクで刷られたイラストがあまりにも幻想的。 こういうの好きなんだよ。

トットココット( @tottococotto )さんの「古事記のはじまり 神さま図鑑」読んだ。 いやもうとにかくイラストがかわいい。 しかも古事記の神さまを簡潔に解説してくれて助かる。とても。 参考文献書いてくれてるのも助かる。 たすかる……

なくていいもの編集委員会( @nomimonozine)編集の「別冊 のみものZINE」読んだ。 出てくる飲み物全部おしゃれ。イラストもスタイリッシュ。 飲み物の作り方は簡単なものやちょっと凝ったものなどいろいろ。 こういうおいしそうなメニュー、どうやったら思いつくんだ。

結励琉( @lightnoveldream )さんの「僕とあすかと赤い電車と」読んだ。 鉄道小説だー!!!!青春とノスタルジーが混じり合う文章が最高。電車に乗っているときの描写もリアルで首がもげるほど頷いてしまう。乗りたいなトワイライトエクスプレス……!

結励琉( @lightnoveldream )さんの「郡上八幡で出会った君は「好き」がいっぱい」読んだ。 これは2作品ともある意味青春のお話。郡上八幡の現地描写がすごくリアリティがある。ローカルな情報をこれでもかと詰め込まれて満足。 クソッ!なんでこの才能が埋もれてるんだ!

屋良朝哉( @tenmetsusya )さんの「どこにいても死にそう」読んだ。 毎分毎秒死にたい気持ちがめちゃくちゃわかる。 それはそれとして、どうにもならない状況から「鬱の本」というものを作るに至った経緯はとても興味深かった。今度買いたい。


というわけで、最近読んだ同人誌の感想でした。
イベントで買った本はまだいっぱいありますので、がんばって読んで感想書いていきますね。

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藤和
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