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最近の記事

暴落が実際に起きた時の構えについて

投資をしていく中で、暴落は避けて通れないものです。 直近ではコロナショックや2022年ごろの金利引き上げによるハイパー・グロース銘柄の暴落など何らかの形で数年スパンで起きています。 投資をしていく中で「暴落した場合にどうするか」を事前にシミュレーションしておくこと、準備しておくことが何より大事なのですがそれは「実際に暴落が起きてから対策したのでは遅い」からです。 でもこの記事を書いているのは実際に暴落が起きた直後なので、ここでは ・今からでもできる暴落対策 ・次回以降に向

    • インデックス投資に学ぶ株式投資の極意

      結論を先に言うと株式投資の極意は「長期間保持し続けることで、リターンを増やすこと」です。 上記のグラフは投資界隈ではすっかりお馴染みのグラフですが、長期投資の効果をわかりやすく示しています。<株式は保持してナンボ>と言うことです。 債券と金は有利な局面と不利な局面がはっきりしているので、商品の特性を理解して上手く活用できる自信があるならそれを活用し、自信がない場合は無理に投資しなくて良いと思います。そもそも資産が多い人が「増やした資産を失わないようにするための投資先」でも

      • 予想・予測に頼らない投資の結論(まとめ)

        <何故予想・予測に頼ってはいけないか> ・予想、予測は ①上がると予想し当たる ②上がると予想し外れる ③下がると予想し当たる ④下がると予想し外れる のいずれかに該当する確率論にすぎない。 ・予想、予測に頼るということは毎日25%の確率で当たるくじを引き続けるようなもの。時折当たるけど分が悪い勝負でしかない。 ・他人の予想、予測に頼る場合は上記要素に加えて当たった時、外れた時の対応を自力で考えるかそれさえも当てにしないといけなくなる。つまりさらに分が悪い。 ・さらに他

        • 【Q&A】円安が止まりません。どうしたら良いですか?

          (回答)ざっくり言うと「振り回されないこと」です。 円の価値が大きく下がったという意見、経済・政治的観点から様々な意見がこれから出てくると思いますが、投資においては為替交換をしない限り「影響がない」ので自分で決めた方針の通り粛々と続けてください。 こちらも参考にしてください。 為替を他の通貨に替えた時に為替相場(と手数料)の影響を受けますが、同じ通貨で投資している限りはパフォーマンスに直接影響はしません。 円で貯金をしている場合、他国の通貨に対して円の価値は減少するため注

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        記事

          (小ネタ)家族から投資を反対されたらどうしたら良いか?

          よくあるネタですが、対応策として考えられることを挙げておきます。 1番良いのは話し合って家族間で納得してもらうことですが、これは難しいものとします。 ・「投資をしないとどうなるかを説明する」例えば支出額を集計して「節約だけではどうにもならない部分がある」ことを見てもらう。支出が年々増加することが理解できれば貯金による利息額を試算すると「このままだと資産が目減りしてしまう」ことが実感できます。 ・月並みですが、金融庁などが提供している投資シミュレーションを一緒に行い、長期

          (小ネタ)家族から投資を反対されたらどうしたら良いか?

          【Q&A】新NISAは止めておいた方が良いという意見を見かけました。どうしたらいいですか?

          【回答その1】 新NISAに限らず、投資全般にネガティブな意見を言っている人には以下のいずれかの特徴があります。 ①投資に関する理解がなく、リテラシーがそもそも低い ②貯金、保険などに関して何かしらのポジショントークをしている ③何らかの投資商品の商品設計・販売・宣伝などに関わっている ④反体制・反権力の立場であり政府の施策に対して常に反発している いずれにしても、①〜④に該当する方は「機会損失」に対して謝罪や補償をしてくれるわけでも何でもないのでその方の新NISA以外の

          【Q&A】新NISAは止めておいた方が良いという意見を見かけました。どうしたらいいですか?

          投資において為替は気にしないほうが良い理由

          予想・予測に頼らない投資シリーズの続編です。 為替は予想・予測のネタとしてよく用いられます。 こういった為替を専門で扱う方々が足元の為替相場の予想をしたり、 こうした尖った意見を述べることで存在感を発揮する方もいます。 1ドル50円の超円高から1ドル500円の超円安まで肩書きのある方がそれなりに理由をつけて予想を述べるだけでポジションを得ている状況こそ、為替の予想・予測が常に需要があることの傍証でもあります。 為替の予想・予測は「情報を売るためのネタ」としては格好の

          投資において為替は気にしないほうが良い理由

          【Q&A】暴落対策はどうしたら良いですか?

          (回答)一定の現金があれば安心できるし、暴落時に買い増しできるので「一定額の現金」が一応の回答。ただし、単に現金があれば良いわけではないためリスク許容度の把握とキャッシュマネジメントが重要。 2024年以降株高が続いており、日経平均株価は過去最高値を更新しました。 株式が好調だと嬉しい反面、煽られるようにバブルの話や暴落の話も飛び交うようになります。 このため暴落がもしやってきたらどうしようと投資を行なっている人であれば何度も考えるもの。 一般に暴落対策としては以下のポ

          【Q&A】暴落対策はどうしたら良いですか?

          予想・予測に頼らない投資について:②インデックスファンドのパッシブ運用が一旦の正解である理由について

          少し長いタイトルになってしまいましたが、予想・予測に頼らない投資シリーズの2回目です。 今回は「インデックスファンド投資」について予想・予測の観点から説明します。 タイトルに<パッシブ運用>と書きましたが、例えば新NISAでつみたて投資枠を使って投資する場合 ・毎月決まった時に ・決まった金額を ・マーケットの動向に関係なく 投資をすることになります。 投資タイミングを読まずに(今は投資する・今は投資しないといった判断を行わない)定時定額で受け身に投資を行う方法をパッシ

          予想・予測に頼らない投資について:②インデックスファンドのパッシブ運用が一旦の正解である理由について

          (雑記)日経平均最高値更新&米国株の現況に思うこと

          1989年12月末の壁をついに越えました。 日本の株式市場はここ5年で大きく上昇し、ついにバブル崩壊後の壁を越えることができました。 良いニュースの時にはこういった話も出てきます。投資業界においてはアウトロー(オワコン)化したと思われる2人は当然のようにネガティブな話を挙げてきます。 若干脱線しますが、これは ↑で述べている「極端な予想をあげる人達」の典型例です。良いニュースの時のネガティブな予想は知的に見えるので、悪い材料を引っ張り出して浮かれてはいけないと「警鐘を

          (雑記)日経平均最高値更新&米国株の現況に思うこと

          予想・予測に頼らない投資について:①他人の予想・予測に頼ってはいけない理由

          投資における予想・予測について様々な観点で述べるシリーズ(このシリーズを始めるに至った経緯等は上記リンク先をご覧ください)ですが、第1回はそもそもの話から始めます。 それは何故他人の予想や予測に頼ってはいけないか?について。 頼ってはいけない理由を簡単にまとめると 1.他人の予想、予測は外れることが多い 2.外れた時の対応が難しい(予想、予測をする人は当たることを前提に話すため、外れた時にどうしたら良いかまでは言ってくれない) 3.第三者に常に依存してしまう(常に予想、予

          予想・予測に頼らない投資について:①他人の予想・予測に頼ってはいけない理由

          覇権国から転落した国の株価からわかること

          永遠のブル派(強気派)とされるジェレミー・シーゲルの著書「株式投資」にかつて覇権国だったイギリス、スペインなどが「覇権国から転落した後」に「株価が」どうなったかが記されています。 イギリス、スペインともに100年間(1900年〜2000年)の平均で+10%程度(インフレ率は考慮していないため、実質の伸び率はもう少し下がると思われます)の株価上昇を果たしています。 インデックスファンドの実質リターンは全世界株式で3~5%程度とされているため、概ね納得感があります。 レイダ

          覇権国から転落した国の株価からわかること

          新シリーズ:予想・予測に頼らない投資について

          2024年始まりました。明けましておめでとうございます。 このnoteをご覧いただいた方がより良い1年となることを願っております。 挨拶はこの辺にして、2024年はNISA制度が大きくリニューアルされます。既に2023年のうちに新NISA枠の購入設定を済ませた方もいらっしゃるかと思います。 NISAに関するスタンス・考え方は 以前にこの記事で触れた通りです。 この記事で書いたことは今回新たに立ち上げるテーマとも繋がりますが、投資に関する予想や予測と距離が置くための具体策

          新シリーズ:予想・予測に頼らない投資について

          2023年投資振り返り&2024年に向けて〜チャーリー・マンガーとウォーレン・バフェットに学ぶ〜

          2023年ももうじき終了ということでこの記事を書いている時点ではまだ海外マーケットが開く前なので最後の最後に何か起こるかもしれませんが、大勢は決まったかと思いますので2023年を簡単に振り返りつつ、そこから得たものを踏まえて2024年に向けた部分を語り2023年年末の挨拶としたいと思います。 2023年の振り返り:予想は(恐らく)ほとんどの方が外れたはず 年初来のパフォーマンス QQQ(ナスダック):+55% S&P500:+25% ダウ平均:+13% 日経平均:+

          2023年投資振り返り&2024年に向けて〜チャーリー・マンガーとウォーレン・バフェットに学ぶ〜

          金(ゴールド)投資の最適解について

          ここでは金(ゴールド)投資についてまとめましたので、もし興味がありましたらご覧ください。 1.金投資の特徴金投資は以下の特徴があります。 ・金の価格と購入価格との差分(キャピタルゲイン)でリターンを得る投資方法(ここに手数料やスプレッド、税金などが絡んできます) ・配当、利息がつかないため、インカムゲインは発生しない ・全世界の金保有量は上限がある(=供給には限界がある)ため、需要がなくならない限り理論上は価格が上昇する可能性が高い ・インカムゲインがないため市場金利が高い

          金(ゴールド)投資の最適解について

          資産配分(アセット・アロケーション)に関する考察

          話題のコチラの話を元に資産配分について簡単に整理してみたいと思います。 リンク記事の要点は ①米国で従来推奨されてきた60/40ポートフォリオよりも、100%米国株や米国株&外国株の方が平均リターンが大幅によい。 ②米国株100%より米国株&外国株の方がリスク低減が効いている。 です。 従来は株式と債券を分散させた方がよいとされてきたのですが、それを国際分散させた株式に100%投資した方がリスクを減らしてリターンを上げることが分析の結果実証されたことになります。 資産配

          資産配分(アセット・アロケーション)に関する考察