【Q&A】新NISAは止めておいた方が良いという意見を見かけました。どうしたらいいですか？

【回答その1】
新NISAに限らず、投資全般にネガティブな意見を言っている人には以下のいずれかの特徴があります。

①投資に関する理解がなく、リテラシーがそもそも低い
②貯金、保険などに関して何かしらのポジショントークをしている
③何らかの投資商品の商品設計・販売・宣伝などに関わっている
④反体制・反権力の立場であり政府の施策に対して常に反発している

いずれにしても、①〜④に該当する方は「機会損失」に対して謝罪や補償をしてくれるわけでも何でもないのでその方の新NISA以外の様々な意見を分析して①〜④のいずれか1つでも該当するようであれば鼻で笑って無視するのが懸命な対応と言えます。

なお、
・信用取引などを行っていない限り投資の実損は有限ですが、機会損失は理論上無限大である点
・時間はそもそも有限で後戻りができないため、実損は取り返せる可能性があるが機会損失は取り返せない点
をよくよく理解しておきましょう。

【回答その2】
その1を読んだ上で、それでも不安である場合は無理に投資を始める必要はありません。

その代わり貯金は必ず行ってください。＜収入＞支出の状態＞は一生涯続けられるわけではなくどこかで収入＜支出の局面が必ず訪れます（訪れないのであればそれは相当な幸運）。

オーソドックスな投資方法、特に新NISAを活用した投資は結局のところ投資元本1800万円をいかに早く用意できるかにかかっているため、本当は投資を早く始めて資産拡大のアクションをいち早くとった方が良いのですが、納得できず不安が先行するのであれば「1800万円のお金を貯めている」と頭を切り替えて貯金をまず行い、できればその間に投資の不安を取り除くよう準備してください。

いつの日か
・投資に対する不安が解消される
・毎年の支出額が増加するなど、貯金をするだけでは資産がなかなか拡大しないことを実感する
機会がやってきます。そしたら自ずと貯金を投資に切り替えることができるようになってきます。その時には「まとまった投資元本」が用意できているはずなので、どれぐらい投資するかは別としてある程度投資の効果を実感しやすい状況で始められます。

最後に、貯金から始める方にちょっとしたアドバイスをお伝えします。
・毎年の支出額をざっくりで良いのでチェックしてください。支出の中に「無駄遣いしていないのに増えているもの」があるはずです。そしてそれがインフレによって増えた支出です。

インフレによって支出が増えた場合、その分貯金が目減りします。この目減りした貯金をどうやって取り戻すかを考えると投資に対する見え方が変わってきます。

・投資はしなくて良いので、証券口座を開設しておきましょう。ネット証券であればどこでも良いですが貯金を継続している場合でもどこかで考え方が変わるかもしれません。その時すぐに始められる状態にしておけばスムーズに移行できます。

・保険は投資、貯金の代替とはならない点に注意してください。保険はあくまで「自分ではどうにもできないものに対する備え」であり投資の代わりになる都合の良い商品ではありません。将来の備えに関しては「投資」の方が保険運用代がかからない分優秀です。貯金だけでは不安だと思ったのであれば素直に投資を始めましょう。