#今日の短歌 〜細い月〜
私の人生において意味を持つ大切な人が、もう現実には会うことが叶わないという動かしようのない事実。
記憶の中のあの人は、こんなにも生き生きと動いているのに。
時が経つということ、歳をとるということには、若い頃には想像できなかった受け入れ難い思いがあるものです。
おばあさんになったら、のんびり穏やかに暮らせると思っていたんだけど、そうじゃないのかなあ。
人の一生は、ずーっと答えのない苦悩の続きなのかなあ。
オレンジの
二日月にぶら下がり
会いにゆきたい
空のあなたに
色褪せぬ
記憶の中の
あの人は
今もお茶目に
笑っているのに
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