あの事故から14年。今も生かされている。
あの事故から、14年がたった。
とーちゃんは、今も、生かされている。
14年前に何があったのか、記したいと思う。
(以下、2008年にボクが書いた、文章をそのままま抜粋転記する)
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早朝ランをしている私。
いつも10kmほどの距離を走った後、必ず5分ほど座って休む場所があります。
そこは、近所のアパートの入口にある、4段ほどの階段です。
私が休むのはの1番下の段です。
早朝ラン後は、100%その場所で座り、5分間ほど息を整えて、そして家に帰っていたのです。
でも、なぜか2008年10月20日のその日に限って、
初めていつもとは違う1本奥の違う道を行こうと思ったわけです。
自分でもその理由が今でも分かりません。
こんなことは、過去1度もないのです。
そして、本来私がその場所にいたなら、時間的に座ってから1・2分したころに、その事故は起こったのです。
ものすごい爆発音にも似た音とともに、まさに、いつも私が座っている場所に、車が突っ込みました。
1本奥の道からもその異常音は空から降ってきました。
その車はブレーキもかけず、その私が座るまさにその場所の歩道に突っ込んできたのです。
突っ込んだ外車のボンネットは、壊れ、壁は壊れました。
最初は何が起きたのか分からず、その爆音の場所に行くと、
そこはまさにいつも私の座っているその場所でした。
私がもしいつも通りその場所にいたなら・・・・。
間違いなく即死でしょうね。
頭の位置もほとんど車のバンパーの上ぐらいの位置ですし、座った横の壁との間で頭を挟まれていたことでしょう。時間のズレもなく、ピタリと事故の時間にいたのですから。。。
事故現場では幸いなことに誰もけが人はいませんでした。
運転手は居眠り運転だったようです。(運転手は無事でした)
ビックリして、呆然と両手で口を押さえたまま硬直状態で立ちつくす、アパートの住人の女性。
近所の多くの人たちが、その早朝の大きな異常音に外に出てきました。
今でも不思議なのです。
・ なんで、今まで、一度も欠かしたことのないその場所での休憩をとらなかったのか?
・ なんで、この日だけ1本奥の道に行ったのか?
それは偶然なのか、それとも何かの力により導かれたものなのかは、分かりません。
一つだけ言えることは、あの場所にいつも通りに行っていたら、今ここにいることもなかったということ。
見えざる力に感謝し、今元気に存在できている喜びを感じているのです。
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とーちゃんは、この、当時の気持ちを忘れずに、
いままで、生きてきた。
そして、生かされてきた。
あの頃は、自分が未来に、
障害児通所支援事業所を、立ち上げることなど、
思いもよらなかった。
と、いうか、この時点では、まだ、
制度そのものも、存在していなかったのである。
14年前の、まだ若かりし日の、とーちゃんへ。