中国語学習13ヶ月目
中国語学習13ヶ月目
とうとう中国語学習歴が1年を超えてこの中国語学習日記のあとに続く年月の表記をどうしようかと悩みました。1年1ヶ月で行くか、それともそのまま月表記(13ヶ月)とするのか。
その時ふと思い出したのが小学生のときにいつも不思議に思っていた疑問点でした。赤ちゃんは最初は"何ヶ月" と月刻みで認識するのに大きくなっていくうちに年刻みになること。
もちろん、5歳だから60ヶ月なんて数えてたら数字が大きすぎて混乱するため現実的な呼び方ではないのですが、同じ1ヶ月なのに大きくなると時間が軽視されていくような気がしてどこか寂しかったような思い出があります。
なのでできるうちは月刻みの表記でいくことにしました。
1.精神安定剤としての中国語
会社に入るとその環境に最大限に適応しようとしてしまいます。そうしていくと結果的に環境が自分を侵食していきます。その侵食の中で自分を保つための方法、それが今の中国語の役割のような気がします。
特に覚えているのが入社する直前の心境はまさに、今から突入する世界が分からない、ブラックホールに飛び込む感覚でした。会社という存在が未知数すぎて、入ってからの生活が一つも想像がつかなかったからです。
その中の見える光が毎週習慣化している言語交換の電話でした。4月3日以降の日常がブラックホールだけれども、彼女たちの電話はきっといつも通り遂行されるだろうという安心感があったからです。言い換えると4/3以降唯一私が想像がつくものがこの電話交換でした。この存在は、言葉で表現しきれないほどの安心感でした。
現在入社して大体3週間。全ての行動が置かれた環境に慣れようと適用に繋がるとき、中国語の学習時間が100%自分のための時間のような気がしました。その存在が精神安定剤になったような気がします。
自己顕示欲が強くて、「優秀に思われたい」「特別に思われたい」という感情が暴走して出社したら落ち込む毎日(それも同期が優秀な上に優しく気遣いのでき、考えがしっかりしてる人ばかりで余計に)ですが、それでも少しずつ頑張って行こうと思っています。
2.日々の習慣、”筆記”を始めました。
では、日々中国語は何をやっているのか。
主に3つ、(4つ)の軸で勉強しています。
(1)SuperChinese 朝起きたら10分必ずする
(2)1日ノート1ページ分の筆記を行う
中国語学習日記9ヶ月目のときにも挑戦した原書を読むこと。せっかく台湾で本を買ったのにタンスの肥やしにしておくのはあまりにももったいなく始めました。
そしたらあんなに続けることが苦痛だったのに、約1ヶ月続1日ノート1ページずつ続けられていることに驚き・感激です。
iPadではなく、ノートに万年筆という極端にアナログ化しました。漢字は自分の手で書くというのも楽しみのひとつなのかもしれません。
(3)言語交換、授業
隔週月曜日・週末、毎週水曜日が定期的な言語交換、そして授業です。そして、その他にも月1回行っています。
正直最初はもっと増やしたいと思っていたのですが1回の会話時間が長くなってしまうため、想像以上に時間が取られてしまうため少しペースダウンをするつもりです。
その代わり、必ず授業、電話の後は復習すること(この決意何回目だって感じですが苦笑)を意識して行こうと思います。
(4)日々の動画
台湾滞在以降明らかに中国語での動画を見る機会が増えました。それは減少することなく一定時間維持している感覚があります。
最近は大好きなバンド、告五人と五月天のコラボがあったのでその動画を繰り返し見ていました。
3.摂取した中国語コンテンツ
(1)爱情而已
あまり中国のドラマを見ないという友人Aちゃんが珍しくおすすめしていたドラマ。吴磊と周雨彤が主演、そして題名でもわかるように「三十而已」の姉妹版とも言える作品です。
彼女のおすすめポイントを要約すると「男性側が女性側を引っ張って、とか嫉妬して束縛する恋愛ではなく、お互い対等に尊重して関係を結んでいく恋愛の形、健全な関係の上に成り立つ恋愛だから良い」とのこと。彼女が良いというポイントは私が求めていた恋愛ドラマの要素だったため、すぐ見ることに。
ちなみに中国語字幕しかないので30%ぐらいしかわかっていません。
追記楽天Vikiで日本語字幕(完璧)を見つけたのでもう一度見直してます。
(2)TRASH 「 終究還是因為愛」
3月から聞き続けて遂に2023年現在地点で一番聞いてる曲になったこの曲。Apple musicの集計はあまり信用してませんがこの結果には納得しかありません(笑)
最近いいなと思ったもう一人のアーティストがMarz23。特に2023年2月に出たGASLIGHTは何度もリピートしています。
ここまで書いてご存じの方はあれ?と思ったと思うのですがMarz23はTRASHのボーカル阿夜のソロ活動の名義。全く別物だと思って聞いていて、Marz23がとても気に入ったので調べてみたら判明しました。自分の好みはっきりしすぎだろと衝撃。その衝撃あまり新幹線で新大阪に着いてることに気が付かずにずっと一人車内に取り残されてしまったこと苦笑
終わりに
新生活が始まり、社会人として8時間会社に時間を管理されている状態(会社で働くということはそういうこと)なか、そして常に評価されているような環境にさらされている中で自分という存在を維持しようとする有効な手段とした中国語があります。
思えば就職活動が一段落したときに中国語を始めたときも同じような感覚をいだいたことを思い出しました。あのときは答えが見えない道筋の中で、必ず成長が実感できるという側面に引かれたとしたなら、今は自分のための時間をもたらしてくれる、日本語だけで完結する環境で敢えて中国語の、勉強をするため完全に自分の選択でありその特性が、自分を消してまで環境に適用しようとしてしまう私にとっては自分という存在を守る側面に繋がっているのだと思います。道具だからこそ、見え方、捉え方が時間、境遇の変化と連動して変化していく。そんなことを考えた13ヶ月目の中国語学習でした。