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51日目 前職(給食委託会社)について思うこと


最近、前職の給食委託業界について思うことがたくさんあります。

仕事を辞めてから私の中で、6年間の辛かったことも楽しかったことも全て過去のこととなり、自分ごとに感じなくなっていました。

ですが先日noteに書いた、自分にできることを考えていく中で、私が働いていた給食委託業界の働き方について改めて考えるきっかけができました。


給食委託会社の闇

私は働いていた間で何度もつらくて辞めたいと思ったこと、泣きながら自転車を漕いで出勤したこともありました。盛り付けをしていたら自然と涙が溢れてきて訳がわからないまま作業していたことも。
(涙流れていても帽子とマスクのおかげで誰にも気付かれなかったのもすごい)

最近Twitterで管理栄養士の方のアカウントを見ているのですが、委託の栄養士・管理栄養士さんのツイートは愚痴や辛いつぶやきがほとんど。

かつての自分と重ねて共感できるし、同じように苦しんでいる人がこんなにいるんだと悲しくなります。

病院栄養士さんや栄養指導されている方、フリーランス管理栄養士の方は有益な情報だったり、お仕事について前向きなツイートが多い印象ですが、委託の方はほとんど匿名なアカウントで、Twitterにつらい思いを吐き出しているように感じます。

親や友達にも相談したくても、心配かけたくないし、やる気がないと思われたくないし、辛い思いを吐き出す場所がないんだと思います。私もそうでした。

ひとつの事業所(職場)という狭い世界しか見えなくなってしまうと、そこが全てになってしまいます。

勤務形態もシフト制で社員(特に若手の栄養士)は朝が早いことが多いです。
早朝起きて急いで仕事に行き、夕方まで現場作業をする。事務の仕事があれば1〜2時間残業して終わる頃にはもう日も沈んでいる。
一日太陽を見ないことなんてしょっちゅうありました。(厨房は害虫などが入らないように窓はついていないので外の様子がわからない)

平日休みが多く、友達とも予定が合わせられなくなっていき一人でぼーっと休みの日を過ごして終わり。長期休みも年末年始もなく、365日仕事を続ける日々。
栄養士としての仕事でもある発注や献立作成は先輩がいる職場ではなかなか担当が回ってこなくて、若手はひたすら現場作業。
栄養士が少ない職場では、現場もやりながら発注に献立にと仕事量が多すぎる。

現場での仕事は、親〜おじいちゃん、おばあちゃん世代のパートさんと作業。
楽しいこともあるけど、クセの人や新人をいじめるお局さんがいることも多い。

栄養士の先輩も優しい方もいるけど、現場のピリピリした状況で圧が強かったり、同じように先輩にしごかれたから後輩にも厳しい人が多かったり。

助けを求めたくて、上司やエリアマネージャーに伝えても、同じような人はたくさんいるから、となかなか取り合ってもらえなかったり、あと1ヶ月頑張ってを繰り返して何年我慢させるんだ!ってことも多々あります。

クライアントの施設栄養士さんとの関係や、他職種の方との関わり方で悩むこのもあります。


こんな状況で毎日働いていると、何のために栄養士・管理栄養士になったのか?
この仕事、私じゃなくてもいいのではないか?
私は会社にとってただの一つのコマでしかないのではないか?

そんな風に思えてきます。


他にもそれぞれ悩んでいる種はあると思いますが、上記のことはだいたいどこの現場でも、どの会社でも当てはまると思います。


私も全てではないですが、これらのことで悩みました。

新人時代、3年目くらいになっての悩み、そして結婚をしてからの働き方。
常に何かに悩んでは泣いての繰り返しの6年間でした。

(それでも6年続けられたのは、人に恵まれたり、家族の支えがあったからです)


時短で働いている先輩ママさんもとても大変そうでしたし、仕事があって結婚に至れない人もいました。

どのライフステージになっても働きづらい仕事だなと感じました。




今、仕事を辞めて辛かったことも、たまに感じたやりがいや嬉しかったことも、客観的にみれるようになりました。
そしてこの業界のために何かできないかと、最近真剣に考えています。

まだ具体的に何かができるわけではありませんが、同じように辛い思いをしている栄養士・管理栄養士の方のために何かできることはないか考え、行動していくことが、今の私にできることかなと思います。

これからいろいろと模索して何か形にしていくことが、私の新たな目標です。頑張ります。

もし、このnoteを読んで共感してくださる方、苦しんでいる方は気軽にコメントして下さい。
(Twitterにリプでも歓迎です!)
今は話を聞くことしかできませんが、共感することはできます。
それで少しでも楽になれたら、嬉しいです。



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