アート初心者が現代美術を鑑賞してみたin TATE MODERN
こんちゃ。
今回はイギリスに行ったときにテートモダンという、権威ある現代美術館に行ったので、その感想を書こうと思います。
僕は現代美術の知識がそんなにあるわけではなです。でも、知識がないなりに楽しむことはできるし、ないからこそ先入観抜きで楽しめることもあると思います。
そんな自己流の美術館の楽しみ方を発表します!!
言っときますが、マジで自己流です。一緒に美術館に行く人に「変だよ」って言われても当方は責任を負いかねますので、ご了承ください。
でも、楽しいことは間違いない!!
しかしながら、それを理解するのはとても難しいと思うので理解できなかった場合には何度も読んでください。
まずは、適当に歩きます。
そして、少しでも気になった作品、心に引っかかった作品の写真を撮ります。(写真撮影禁止の場所もあるのでそこはお気をつけてください)
最後に、それがなぜ気になったのか、心に引っかかったのかを言葉で表現します。(これが結構むずかしい!)
以上です。理解できなかった場合には何度も読み返して、必要があれば気になる箇所に付箋を貼ったりマーカーを使ったりして何とか理解してみてください。
んで、テートモダンに行った時、写真を撮るところまではやっていたので今日は写真を撮った作品がなぜ気になったのかを書いてみたいと思います!
それでは、れっつご!
はい、まずこいつ。本がいろいろな模様や色で表現されてます。確か素材も様々だった気がします。
図書館に行くと、同じような色と形の本がたくさんあるだけだけど、もし本の中にある情報とか、知識とか学びとか、そんなものを見ることができたら、この世に同じ本なんてなくてこれくらいカラフルで派手に見えたりするのかなーって思いました。まあただの妄想ですわ。
こんな感じで率直に感じたことを書いていきます。次。
立体作品ですね。
こんな単純なパターンなのに、だからこそ見る場所によって見え方が全く違うし、すべてを一気に見ることができない。物事は見かたによって全然違った姿に見えるし、それのすべてを見て、理解することはできないんだなと思いました。全部を見ることはできないから、もっと見たくなる!
俺にでも書けるわ、あんな意味わかんないやつ!とよくディスられるピカソの絵はキュービズムと言って、ある立体をいろいろな側面からみて、それを一枚のキャンバスに表現するといった手法です。
これ、キュービズムが使われています。そう考えるとピカソは、おれはこの女性の一側面だけでなく、いろんな側面を知ってるんだぜってアピールしたかったのかもな。しらんけど。
次。
名前ではなく、数字で人々を認識してるんですかね。刑務所みたい。でも対象に固有名詞をつけてそれを判別するって意味では数字でも言語でも一緒なのに、やっぱ言語のか温かみを感じるな。言語だと、やっぱその名前を付けた人の思いが乗ってる感じがする。今は一人の人でも、名前があるってことは最低でも一人の人には思われてた過去があるってことかもな。
ハイ次。
ちょっとぶれててすいやせん。これは世界中のラジオを拾ってその場で流してる、いわば世界のラジオの塔的な感じかな。
その瞬間に流れている音は偶然と偶然と偶然と、、、、、が重なってできた音。今ここでこの音が流れている確率は天文学的な数字とも言い表せないくらいの確率だろうけど、きっと自分の人生もそんなもんだ。偶然と偶然と、、、が重なり合って今ここにいる。誰の人生も、相当偶然なんだな。もうここにいることが奇跡やん。みんな、奇跡起こしてるやん。
ポエマーになっちゃった。次。
うあー、満員電車ってきも。何のためにそんなきついことしちゃってんの、もうみんな人間の目してないですやん。って思ったんだけどさあ、そう思ってたら真ん中のこっち向いてる女の人にさ、
あんたも私たちと同じよ。私のことかわいそうって思ったかもしれないけど、あんたも同じくらい可哀そうよ。
って言われた感じがして、(知らんけど多分)鳥肌立った(ということにしよう)。
ちょっと盛っちゃった。次。
これは、、目の錯覚でキャンバスが変形してるように見えるのか、、、、?
(近くに行って見てみる)
いや、ただ単に丸みを帯びたキャンバスなだけやないかい!逆に騙されたわ!
次。
これ、オフィスとかによくあるブラインドで作られてるんです。
機械的な見た目でありながら、今にも動き出しそうな、立体的で見ていて心地がいい、、、
きっと、僕はブラインドを見るたびにこの作品を思い出し、この作品を思い出したらテートモダンに行って、素敵な作品に出会ったことを思い出し、それを思い出したら今まで見てきた好きな作品や、イギリスで学んだことを思い出し、、、、
身近な材料で作られたこの作品のおかげで、日常でブラインドを見た瞬間に様々な思い出が呼び起こされて、なんだかブラインドを見た瞬間にこの作品のある場所にワープしちゃうみたい!
記憶を辿るどこでもドアかよ!(筆者は今、うまいこと言ったと思ってどや顔しております)
今日は、春なのに寒いですね。次。
はい、「The End」と書いてあります。ということで今日はここらへんでおしまいです。
The Endに草が生えちゃって、終わってから相当の時が経過しちゃったんですかね。
この文章も、書き終わってからも、苔が蒸しちゃうくらい長い間読んでもらえたらうれしいなあ!
ここまで、現代美術初心者が現代美術の感想書いてみた、でした。
作品についての説明もたくさんあって、もしかしたら僕の受け取り方はそれを創ったアーティストの意図しない受け取り方だったかもしれないけれど、受け取り方は人次第だし、受け取った人が何か感じることができればそれでアートはその役割を果たしてると言えるのではないでしょうか!
有名すぎるアートに対して、感想言うのってむずかしいですよね。モナリザとか見ても「なんかすごい、オーラ感じるね」くらいしか言えない気がする。そこに何があるかわかっていて、「実物を見た」という実績を作るためだけの鑑賞って感じがしますね。そういう人は十中八九、作品の画像をインスタに載せるね。
(悪く言いすぎかもしれないと思って反省しておりますが、反省しているだけで文章は訂正しておりません。性格の悪さが出てしまった!)
そういう鑑賞体験よりかは、初めて見る作品に対して何を感じたかを考えるのが僕は好きです!
「僕はこう感じました!」みたいなことをコメントしてくれたらとてもうれしいです!(懇願している目)
もっと自由に、アートを鑑賞しましょうや!!