katashina skimo training camp day5 last day!
片品5日目
起床
6:30起床
今朝も雪が良く降っていて10cm程積もる。
外は白い雪景色
7:00朝食へ。
疲労が抜けず、朝体が重い。
箱根駅伝の復路スタートを見送り、身支度を整えチェックアウト。宿のオーナーに挨拶をして9:00最後の練
習へ。
午前
地元の方がゲレンデの上まで練習前に一本圧雪して下さり効率よくトレーニングできる事に感謝しかありません。本当にありがとうございました。
今日は緩急のある圧雪斜面を使ってのスプリントの動きを想定したロングインターバルトレーニング。
100m程ストレートに登り、急斜面は板を担ぎ、80m程登り、もう一度板を履いて切り返しのコースを作り、ラストは急斜面を真っ直ぐ登る出し切るきついコース。
そして下りはバンクを作ってのスラローム。スキーというよりはボブスレー。踏む度に硬くなっていき、スピードが上がる。怖すぎた…。
このコースを今日までやってきた事を意識しながら、ペースが緩すぎず上げすぎず、最後垂れないように変化なく、最後上げ切れるように3本。
1本目はペース配分がわからないため、入りを6割ほどで少しずつ上げていくイメージ。
ラストの切り返しから上まで上げ切ることができ、スラロームも難なく下る。
10分しっかり休み2本目。
2本目からは星野さんが撮影とタイム計測をしてくださり、走りに集中できた。
1本目のイメージから少しペースを上げながら最後まで落とす事なく、重心位置と足の動きを意識して上まで登り切る。下りはみんなが通ったのもあって踏み固まり、よりスピードが上がりボブスレー状態。
また10分しっかり休み、3本目。
序盤はスローで入って板を滑らしつつも速い動きで動き続ける。切り返しから上を細かいピッチで板を回し続ける事を意識して、最後の急登はダッシュ。スキンオフをスムーズにこなして、下りをかっ飛ばして3本終了。
1本目 計測できてなかったが7分切るくらい
2本目 6分57秒
3本目 6分46秒
3本ともタイム的には浮き沈みなく、練習の最初と最後も全体的に8割くらいで動き続けられた。
スプリントよりは倍くらい長いミックスリレーに近いコース設定だが、このくらいの距離と標高差でフォームを崩す事なく動き続ける練習は本当に大切だと感じる。
実際にスペインとの合宿でも、登り続けはしないが同じくらいの距離標高差での練習は取り入れていたため、同強度のいい練習になりました。
3本きっかりみんなで出し切ってクールダウンで300mアップをゆっくり登る。
昨日一昨日の積雪がかなりあって1.5mくらい丈夫では溜まってるところもあった。
下りは俗にいうJAPOW!
サイコー!となるはずがスキーモの板では流石に深すぎてチョッカリでもゆっくり動く程度。でもやっぱり深い雪は楽しい。
13:00ころ練習を終える。
午後
だんだんと雪の降りが激しくなってきて風も出て寒くなってきた。
花咲の湯に移動して、昼食。
15:00ころまで温泉でゆっくりして15:30解散。
少し車で休んでから長野に向けて出発。
楽しい楽しい片品合宿も終わり。
今回の片品スキーモ合宿では、選手としてもコーチとしても尊敬する星野和昭さんを始め、初めてスキーモを教えてくださった遠藤健太さん。昨年の日本選手権で準優勝した上田あやかさん、八方バーティカルで3位入賞した臼井夏海さんらの日本強化指定選手3名を含めた7人と一緒に合宿をしました。
フランスでのスペインナショナルチーム合同合宿で感じたものが星野さんの指導、アドバイスでようやく想像から確信に変わりました。1人で試行錯誤しても見えて来ないもの。自分にとっての常識を脱ぎ捨てて非常識を受け入れ体現する大切さ。分からないもの、納得のいかない事をとことん寄り添って一緒に考えてくれるコーチには頭が上がりません。そしてそれらを実践して高め合えるライバルの存在はより大きい。改めて“仲間”を感じました。
今合宿ではNHK長野の取材が入り、イブニング信州という番組で、1月末、日本選手権前日くらいに放送される予定です。取材してくださったディレクターの方、撮影協力してくださった選手の皆さん、ありがとうございました。
最後に、
1月7日にスイスに向けて出国予定ですが、その前にフランスで感じた事を身につけることができ、最終調整で臨んだ片品スキーモ合宿はなくてはならない、素敵な合宿になりました。撮影、アドバイスそして指導と多方面にわたってお世話になった星野さん、高めあった選手の皆さん、本当にありがとうございました。