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子育てに悩んだら、子ども時代の自分に聞いてみる #名著に学ぶ子育て[6]
夜泣き、イヤイヤ、好き嫌い、わがまま……
子育ては日々戸惑いと迷いの連続。「なんで泣いてるの?」「どうしてそんなことするの?」と途方にくれてしまう場面も少なくありません。
そんな日々が続くと心身ともに疲れるし、親としての自信も見失いがち。子どもにどう接していいのかわからなるときもありますよね。
そんなとき、私がきまって思い出す言葉があります。
それは、この本の中で見つけた一節。
子ども時代のあなたに聞いてみればいいの
自分が親にどんなことをしてもらって
嬉しかったか…
悲しかったか…
愛された経験を思い出して
今 目の前にいる子ども経験させてあげて
(pp..107-108)
子育てに迷ったときは、自分自身に聞いてみるんです。
「自分が子どもだったとき、どうしてほしかったっけ?」
抱っこしてほしかった
頭をなでてほしかった
一緒におままごとしたのが楽しかった
眠るときに背中をさすってもらうのが好きだった
ピアノの練習に口出しされるのが嫌だった
怒る前に、まず私の話を聞いてほしかった
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親に対し、子どもながらにいろんな感情をもっていたことを思い出します。
そして、私がしてほしかったことをできているだろうか、私が嫌だったことをしていないだろうか、と自問自答します。
もちろん、娘は私ではありません。
私がしてほしかったことが、娘のしてほしいこととは限りません。
ただ、子育てで迷い戸惑い子どもへの接し方がわからなくなったとき、「自分はどうしてほしかったか」がひとつの指針になり得ます。
私は子どもだったころ、親に対してよくこう思っていました。
「まず、私の話を聞いてほしい」
怒られるにしても、褒められるにしても、まず私が何を考え何を期待して行動したのかを親に理解してほしかったのです。
イヤイヤ、癇癪、遊び食べ、反抗……娘の行動に手を焼く毎日ですが、できるかぎり娘の気持ちを理解したいと思い、対話することを心がけています。
「何がイヤだったの?」「どうしてこうしたの?」「本当は何がほしかったの?」と。
心と時間に余裕がないと、うまくできないこともあるんですけどね。
それでもやっぱり、心がけで行動は変わります。
娘が望んでいることを正しく理解するためにも、娘との対話を大切にする、そんな子育てをしていきたいと思っています。
今回ご紹介した本は、保育園で保育補助として働く漫画家・1日1鶏さんが描いたマンガです。
現役保育士が実際に保育園で使っている保育のワザを教えてくれるのですが、どれも家庭でも実践できるアイディアばかり。
気になる方はぜひ手にとってみてください。