【双極性障害 うつ病】落ち込んでしまったときに考えていること

 こんにちは、ととです。
 私のことを知らない方は、まずこちらをどうぞ。

 私は(おそらく)双極性障害Ⅱ型なので、躁状態よりも、うつ状態を体感することのほうが多いです。
 10回中9回はうつ、みたいな感覚ですね。

 うつ状態は、身体が動かないのに、考えることはネガティブなことだらけ。
 体験者ならわかるかもしれませんが、もう本当に地獄ですよね。
 どうあがいても、前向きな方向にいかない。
 身体も心もがんじがらめな状態です。

 そんな真っ暗闇の地獄の中で、真っ先に考えるようになったことがあります。
 それは、

このネガティブなことすべては、脳が勝手に思い込んでいる。
 つまりは、脳のエラー。

 だから私にはどうしようもない。
 この流れに任せよう。

 ということ。

 実際に、うつ病や双極性障害は、脳の病気です。
 いまだに〝心〟の病気としてとらわれがちですが、私たちが飲む薬は脳にアプローチしていることに気づくと楽になれます。

 そのだるさやネガティブ思考がまだ、〝心〟という曖昧な概念に縛られているのなら「頑張らなきゃ」「気の持ちようだ」と躍起になっているはず。

 実際に、抑うつ・うつ状態になったときに現れるネガティブな考えは、否定的自動思考と呼ばれたりします。
 つまり、自分の意思とは関係なく、「自動的に思い込まされている」ということです。

 だから、ネガティブな考えが抜けないと気がついた時は、思いっきり脳のせいにしています。

 脳のどこかのパーツがうまく働いていないから、悪い方向にしか考えられない。
「この耳障りな言葉たちは、脳の独り言だな」と俯瞰(ふかん)して気づく。

 脳の自動思考を認めた上で、休んでいても大丈夫と思える精神状態をまず作ります。

 まとめると、
①身体の重さや、気持ちの沈み方などで、うつ状態に気づくこと
②現れるネガティブな情報は、脳のエラーであるという事実を再確認すること(自分の〝心〟の弱さではないことを認識すること)
③ ①②を踏まえて、栄養・休息をしっかり摂ること

 大事なことは、
うつ状態になってしまった自分を責めないことです。
 うつ状態になってしまったことは、失敗でもなんでもないです。
 がんばりすぎてしまった自分に、栄養と休息を与える時間ですから。

 脳のパフォーマンスが落ちている状態で、ネガティブなことを考えるのは当然のこと。
 誰でも、夕方から夜にかけて気落ちしやすいのは、脳が疲れているからです。

 だから、脳の状態をまず安定させる。
 それがクリアできてはじめて、「〝心〟が強いか、弱いか」「〝心〟が強くなったか、弱くなったか」と判断できると思うのです。

 回復するためには、当然しっかり眠ること。
 食べられるものを食べること。
 そして、少し楽になったら、身体をゆっくりでも動かしてみる。

 そうしてまた、本来の自分を取り戻していけばいい。
 時間をかければかけるほど、〝心〟は磨かれていくと思いますよ。

 それでは、また。






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とと
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