よこはま~、たそがれ~ 四分の一
あのヒトは帰って、帰ってし~まった~
もう行けないよ~♪
ユナイテッド・シネマ みなとみらいで
『トップガンマーヴェリック』を観てきました。
”ユナイテッド・シネマ みなとみらい”なんて聞いたことのない、
という方!
こんないきさつだったのです。
4月16日 職場で歓迎会を開いていただきました。
その歓迎会での会話。なんでも言ってみるもので、
『トップガンマーヴェリックが好きで、もう27回観てるんですよ』
と話をしてみると
『そんなに…(馬鹿なことをしたんですか?
くらいが続きそうな雰囲気で言葉を呑み込む)
東京だと時々小さな映画館でもリバイバル上映をやったりしてるんですよ。
せっかくだからこちらでも見に行ったらどうですか?』
『実は寮に引っ越して来た日の翌日に
有楽町にレイトショーで見て来たばかりなんです。
0時過ぎたので寮には戻れず、引っ越して来て早々、
カプセルホテルに宿泊しましたけど。』
『トトムさんの話って、いつもなんかのオチがついてますよね。』
普段はすごく真面目で、職場ではあまり笑うのを見たことのない
女性から宝石のようなリアクションをいただく。
そんなに毎回オチつけてましたっけ?身に覚えがございません。
『今度”まーくいず”で、トップガンマーヴェリックを上映するって
広告に載ってましたよ。』とその女性から教えていただく。
なぬ⁉ 重要情報!
ところで”まーくいず”って何ですか?
『Mark Isというショッピングセンターがあるんです。』
あぁ!あそこね。
確か、会社からの帰り道にありますね。
(”まーくいず”って読むのか…)
流石にトップガンマーヴェリックに特別な興味はない
その女性はそれ以上詳しい情報は持っていなかったのだが、
大収穫である。
早速翌日会社の帰りにMark Isに寄ってみる。
フロアガイドに映画館があるという表示はありません。
?
各フロアを確認しながら順次、上の階へ移る。
4階はレストランのフロアで、エスカレータはここまでしかない。
匂う、匂うぞ!
レストランフロアを異臭、いや一周すると、
上の階のみに繋がる特別なエスカレーターが!
これだ!だいたいショッピングセンターの映画館はこういう造り!
だが5階に上がってみると、予想に反してガランとした空間。
あれ? しかし映画のポスターは確かに貼られている。
よく見れば、
『ローソン・ユナイテッド・シネマ みなとみらい 4月26日オープン』
と書かれているではないですか。
まだ準備中なわけですね。
”ユナイテッド・シネマ”ということがわかれば調べようはいくらでもある。
インターネットで検索すると、
確かに4月26日オープンで、現在全国で上映されている映画の他に
オープン記念の特別上映として名作がラインナップされている。
トップガンマーヴェリック 4月26日~5月16日
トップガン 4月26日~5月16日
その他
ハリーポッター 全話 順次上映
スターウォーズ 全エピソード 順次上映
と、かなり力が入ってます。
具体的な上映スケジュールの発表は4月22日、
インターネットでのチケット購入は2日前の0時から可能
ということでまだ詳細は不明。
ただしユナイテッド・シネマの会員であれば
3日前の21時から(一般より3時間早く)
インターネット予約できるのである。
迷わずユナイテッド・シネマ CLUB‐SPICEに登録。
2022年5月27日の劇場公開から2年が経過しようとしている
トップガンマーヴェリックで
もはや満席になることはないのかもしれませんが
鑑賞のベストポジションというのは6席くらいしかないのです。
(だいたい前から2列目or3列目の中心およびその左右の席)
待つこと数日
4月22日 いよいよ上映スケジュール発表
4月26日からトップガンマーヴェリックは
なんと1日 3回も上映され、レイトショーもあり!
なんなら会社の帰りに観る事もできる時間帯なのですが、
ゴールデンウィーク休みが4月27日から始まるため、
4月26日に神戸に帰る夜のフライトを早々に予約しています。
格安航空券なので予約変更はできないのですが、
新幹線であってもゴールデンウィークの混雑を考えると
日にちをずらすのは難しいだろうと、初日の観賞は断念。
ゴールデンウィーク明けに関東に戻ってからが勝負。
時間はまだある、5月16日までに何回観れるか、
いや観るかだ!
で、『トップガンマーヴェリック』鑑賞の実績
5月8日(水) 19:30~ 28回目
5月9日(木)19:30~ 29回目
5月10日(金)19:15~ 30回目
5月12日(日)トップガンマーヴェリック 16:50~ 31回目
トップガン(1986)19:30~
いわゆる”逆連続鑑賞”
5月16日(木)最終日 16:15~ 32回目
ちなみに見なかった日にはそれぞれの事情があり。
5月11日(土)はインターネット光回線の工事。
13:00~18:00のどこかの時間で工事の人が来て
立ち合い必要というのだから寮の部屋に待機していなければならない。
15:30工事の方ご来訪、16:00に工事完了。
『これでWi-Fiは繋がりますが、インターネットに繋がるのは
1時間~半日後です。』と言い残して去る。
インターネット繋がったのは本当に夜になってからでした。
5月14日、15日は一泊出張で、
前日の13日を含めてレイトショーを見るなどという
無茶はできやしない。
トトムは常識人なのです。
みなとみらいでの鑑賞の感想は?
『この一球は絶対無二の一球なり
されば身心を挙げて一打すべし』
これは福田雅之助氏(1897年~1974年)が記した
「庭球規」の最初の文章ですが、
漫画『エースをねらえ』の宗方コーチのセリフとして
記憶に残っている人が多いのではないでしょうか?
これになぞらえて言うならば、
この一回は絶対無二の一回なり
されば身心を挙げて勧賞すべし
この一回一観に技を磨き体力を鍛へ精神力を養ふべきなり
この一回に今の自己を発揮すべし
これをトップガンを観る心といふ
ぞれぞれの回の観賞でそれぞれのテーマがあり!
それらのテーマごとに
これからnoteで4回に分けての怒涛の連載をしてみます。
はじまり、はじまり~。
今回は28回目、29回目鑑賞のお話しです。
約1ヶ月ぶりのトップガンマーヴェリック。
前回、有楽町 TOHOシネマズ日比谷で観た時に
”やり残したこと”に挑戦しよう。
そうペニー・ベンジャミンの通勤事情です。
東京だよらっかさんでも書きましたが、
これは前々から気になりつつも、判断の決め手を欠いてきた難題です。
これまでわかっているのは、
ヨットのシーンの後にマーベリックがH2Carbon(バイク:以後H2と表記)でペニーを自宅へ送った時には
自宅前にポルシェ911(ペニーの愛車)が停まっておらず、
ビーチでのドッグファイトフットボールの後に、これまたH2で
ペニーを自宅へ送った時には
自宅前にポルシェ911が停まっている、ということくらいなのです。
これは何を意味するのでしょう?これが気になって仕方がない。
もう一つ気になるのは、
Bar Hard Deckはペニーの自宅も兼ねている?
もしくは歩いてすぐの距離にあるのか?ということです。
映像で見た印象では、Bar Hard Deckとペニーの自宅は
だいぶ感じがちがっているのですが、
建物を見る方向によって外観が異なる可能性もありますし、
どちらも海辺に建っていることから
同じ建物ではないにしてもごく近い距離にあるというのは
十分に有り得ます。
Barの営業が始まる前の時間なのに、
マーベリックがHard Deckにいるペニーを訪ねてきたり、
アメリアがお客さんの来る前のカウンターで
宿題をやったりしていることから
こういう印象が強くなっているのです。
上記の二つの疑問を解決するためには、
ペニーが通勤している直接のシーンが映像にはない以上
さらに注意深くbar Hard Deckのシーンを観察したり、
マーベリックにH2で自宅まで送ってもらった起点がどこかを
想像して推理するしかないわけです。
28回目鑑賞
ペニーの職場であるbar Hard Deckが舞台になるシーンや
その他ペニーの出るシーンを注意深く見るのですが
今一つこれと言ったヒントが見つからない。
映像に注意を払っているつもりでも、
何をチェックするのか絞らず漫然と画面を見ていたのでは
推理の端緒に辿り付かないのです。
特定のシーンに対して確認すべきことを決めておいて、
そのシーンが来た時に一気に集中力を高める必要が
あることはわかりました。
ではまずトップガンマーベリックをシーン分けしましょう。
(これは今や何も見なくても諳んじることは簡単です。)
シーンOp:F-18(F-35)空母からの発艦(オープニング)
シーンA:ダークスター
A-1 モハーベ砂漠の廃基地ガレージ
A-2 基地およびダークスター
A-3 墜落したどこかの田舎町
A-4 ケイン少将のオフィス(怒られる)
シーンB:ノースアイランド基地
B‐1 滑走路
B-2 基地の会議室
シーンC:bar Hard Deck (再会) 注意!
シーンD:ドッグファイト訓練
D-1 基地でのブリーフィング(戦技マニュアルを見るな)
D-2 滑走路でのマーベリックとルースターの会話
D-3 ドッグファイト1
D-4 ドッグファイト2(ハングマン・ルースター組VS.マーベリック)
D-5 滑走路でのルースターとフェニックスの会話
D-6 サイクロンのオフィス(怒られる)
D-7 ハングマンとコヨーテがグースの写真を発見
シーンE:ヨットのシーン
E-1 bar Hard Deck 注意!
E-2 ヨットのデッキ上 注意!
E-3 ペニー自宅前 注意!
シーンF:低空飛行訓練
F-1 基地での事前ブリーフィング(時間が最大の敵)
F-2 訓練&ブリーフィング 繰り返し
F-3 ハングマンとルースターの乱闘事件
F-4 夜の基地でマーベリックがアイスマンからメッセージを受ける
シーンG:アイスマン宅
シーンH:ビーチでのアメリカンフットボール 注意!
シーンI:ペニーを送る
I-1 バイク二人乗り 注意!
I-2 ペニー自宅到着 注意!
I-3 ペニー自宅
シーンJ:ポップアップ爆撃訓練
J-1 基地でのブリーフィング(奇跡が2つ必要)
J-2 ポップアップ爆撃訓練~バードストライク
J-3 基地でのルースターとマーベリックの口論
シーンK:アーリントン墓地(アイスの葬儀)
シーンL:サイクロンのオフィス(解任通達)
シーンM:ペニーに会う 注意!
シーンN:マーベリックの2分15秒アタック
N-1 基地でサイクロンからの教官交代の発表
N-2 マーベリックの 挑戦
N-3 基地の会議室(サイクロンの決断)
シーンO: bar Hard Deck(ペニーへの出征報告)注意!
シーンP:空母での出撃
P-1 下層甲板(マーベリックとウォーロック)
P-2 空母の作戦室
P-3 甲板での出撃準備
P-4 ダガーチーム出撃
シーンQ:ウラン濃縮プラント爆撃ミッション
Q-1 海上の飛行と巡洋艦からのミサイル発射
Q-2 渓谷の飛行
Q-3 プラント爆撃
Q-4 SAMとの戦い~マーベリック被弾
シーンR:マーベリックの救助
R-1 救援要請の却下
R-2 マーベリックVS.ハインド戦闘ヘリ
R-3 ルースター被弾
R-4 マーベリックとルースターの再会
シーンS:脱出作戦
S-1 敵基地侵入
S-2 F-14奪取
S-3 敵機との遭遇
S-4 敵機とのドッグファイト
S-5 新たな敵機
S-6 ハングマンの救助
S-7 空母への着艦
シーンT:bar Hard Deck(ペニー不在) 注意!
シーンU:モハーベ砂漠廃基地のガレージ
シーンEd:P-51の飛行(エンディング)
これらのシーンのうち、10か所が要注意
職場であるbar Hard Deck 4か所(シーンC、E-1、O、T)
ペニーの自宅 2か所(シーン E-3、I‐2)
移動中 2か所(シーンE-2、I-1)
場所の確認必要 2か所(シーンH、M)
確認する内容は次の通りです。
ペニーのポルシェは駐車しているか?
マーベリックはバイクに乗っているか?
時間帯は?そこに姿のある人物は?
更にシーンHとシーンMについては、そこは一体何処なのかが
わかるような手がかりが周囲にないか、です。
29回目鑑賞で確認できた成果を上の表にまとめましたが、
特に重要なのはシーンHのドッグファイトフットボールのシーンです。
ここは何処でしょう?
当然ビーチなのですが、どこのビーチ?ということです。
ぺ二ーの座っている場所の背景に建物が写っていますが
これはペニーのbar Hard Deckなのでしょうか?
自分の店ならばペニーがのんびり座っているのも当然ですが
他のビーチハウスを借りている可能性もある。
なんせアメリカの文化はよくわからないので決めつけてはいけない。
まずは建物に注目。
この建物もそうですが、bar Hard Deckの写っている各シーンでも
建物の外観はちらっと一瞬しか写らなかったり、
ドアップだったり、逆に遠景すぎたり、ピントが合ってなかったりで
意外と全貌の照合がしにくいのです。
目を凝らして観察した結果
ドアと窓の白い枠、瓦のように板を張った茶色の壁の感じからして
フットボールのシーンの建物はbar Hard Deckであると思われます。
ただし気になるのはビーチの景色
シーンCでのHard Deckのシーンでは海以外に見える他の建物といえば
砂浜に建つ海水浴客の安全監視のための小屋とおぼしき建物です。
この小屋はインベーダーのような黒いシルエットで比較的大きく写っています。
一方でフットボールのシーンでは、ビーチ沿いに多くの建物が並ぶ
街並みが見える一方で、この”インベーダー小屋”は見えません。
ここがHard Deckのあるビーチならば、
建物からビーチに向かって右手方向
すなわち左側に海がある砂浜の映像の中に映っているはずなのですが。
同じサンセットの時刻なのに印象が違いすぎます。
しかし技術的な(❔)判断から、
やはりここはHard Deck前のビーチと判断。
まずはビーチ沿いに建つ街並みの有無。
これは有無というか、シーンCでは望遠撮影で
背景のほとんどはレンズ外に切り取られ
海の一部のみが写っているのだと考えられます。
またルースター登場シーンの背景にインベーダー小屋が
大きく見えるのは望遠撮影特有の圧縮効果です。
一方でフットボールのシーンでは広角撮影を多用しており
画角も広く、ほとんどに部分にピントが合うパンフォーカスなので
建物も含めたビーチの様子が鮮明にわかるのです。
ではなぜその砂浜にインベーダー小屋が写っていないのか?
困ったな。ジロリ、ジロジロ
ん?ありました!
サイクロンがマーベリックに話しかけるシーンで
2人にピントを合わせているので、背景はボケていますが
白い建物がちょっろっとだけ見えます。
白い?なぜ同じサンセットの時間帯にシルエットではないのか?
夕陽の差す方向が変わるはずはないのだが。
しかしよく見ると、サンセットのはずなのに、
ペニーの座っているベンチや、
折り畳みビーチチェアに座っているマーベリックの影が
存外長くないのです。
まだ陽の高い時間帯に撮影して、
エフェクトで夕刻のように見せているのではないだろうか?
秋ともなれば15時を過ぎたくらいには、
陽の光も黄色味を帯び、もの寂しい気持ちになるものだが、
このシーンは今からトップガンメンバーがチームとして
再スタートしようというところ、
文字通り希望の光が差す場面に、過度の斜陽は似合わない。
かといってギラギラの日中も暑苦しいということで
このような画像にしているのではないでしょうか?
影の長さ(短さ)にほとんど気が付かないというカラクリは、
影の映るようなアングルはチラっとしかないのに加え
ドッグファイトフットボールを波打ち際でやっていることなのです。
濡れた砂浜が鏡のように直接人物の陰を映し込み、
地面に落ちる影を隠してしまっています。
これまですっかり見逃していましたが、
まさかぼんやり写ったインベーダー小屋がシルエットがどうかで
判別されようとは思いもよらなかっただろう。
これを突破できたことで一気に推理が進みます。
まず、トップガンメンバー全員が、訓練の時間内に
フットボールをやっていること、
ダメ押しでサイクロンまでがそこに探しに来た事から
基地のすぐそばにあるビーチであることは明白で、
とりもなおさずそれは、bar Hard Deckが
ノースアイランド基地のすぐそばにあるということです。
まぁ基地の軍人をお客に当て込んでいるのでしょうから
当然かもしれませんが、一般客もたくさんいたので
これまではbar Hard Deckの立地は特定できませんでした。
更には、そこからペニーの家までは、
バイクで送る程度には距離が離れているという事もわかります。
というか、バイクに乗った時には夕方(シーンI-1)だったのが
最大242馬力もあるH2で気持ち良くとばして、
家に着いた時(シーンI-2)には
とっぷりと日が暮れているのですから、
むしろ、職場であるbar Hard Deckとペニー自宅は
かなり距離が離れていると断定しても良さそうです。
これらの条件から、ノースアイランドでの、
おおよその位置関係を推定します。
もちろん事実としてはトップガンの基地は
ネバダ州のファロン海軍航空基地であり、
フロリダ州サンディエゴのノースアイランド基地ではありませんし、
ウラン濃縮プラントを建設した、
ならず者国家に該当する国も実在しないことからわかるように
映画は、フィクションの面が多分にあります。
したがって具体的な住所を断定するつもりはなく
またエア・ロケ地巡礼をしているわけでもないのですが
ノースアイランドという地名が出ている以上
実際の地理を参考にすることは一つの推定手段として有効です。
ノースアイランド、
文字通りサンディエゴ湾に浮かぶ島ですな。
注意しないといけないのは日本語的に呼ぶならば
ノースアイランド島ではなく、ノース島(island)であること。
もっと日本語にすれば北島ですが。
東西が5㎞程度の小さな島で、西半分が基地、東半分が市街地のようです。
MAPを航空写真に切り替えると島内の様子が良く分かります。
基地の詳細はさすがに目隠しされているかと思いましたが、
ズームしてみると意外にも駐機している機体が良く見えます。
(ネットで逆探知されてスパイ容疑で拘束されないか心配になるくらいに)
ヘリコプター、ヘリコプター、ヘリコプター部隊が多いですね。
おっと飛行機か?オスプレイでした。
島の中央部北側にポツンと小さな機体が見えます。
見つけました!F-18
この発見に甘えて、黄色枠で囲ったこのF-18が駐機している
南北のエリアを独断でトップガン基地と認定します。
あのズラッとF-18が並んだエリアがきっとここなんですね。
となるとビーチとBar Hard Deckは、オレンジの丸で囲ったところ
とすると、基地近、南向きで条件にピッタリの物件でございます。
ではペニーの自宅は?
さすがに島内だと、バイクで5分もかからないでしょう。
それに、気持ちよく海沿いを走る道もごくわずか。
あのバイクでスイスイ走っている感じからすると、
矢印のように海沿いの道を南下した本土の市街地などが
ピッタリのような気がしてきました。
さすがにいくら店に近いからといって、あの小さな島内だと
なにかと不便でしょうし、アメリアの学校も!
うん!説得力が出てきました。
またペニーのヨットを停泊しているマリーナの候補地といえば
ノースアイランド東岸、
もしくはノースアイランド北側のサンディエゴ湾を渡った
本土側に散見されます。
それでは、分析の結果得られた裏設定に基づいて
改めてそれぞれのシーンの裏側を覗いてみましょう。
シーンC:bar Hard Deck(再会)
映像にあるのはbar Hard Deckの海側のみ。
ペニーは反対の道路側にポルシェを停めている。
ルースターはオフロード車なので調子にのって
砂浜側の入口まで乗り付けたのでしょう。
マーベリックは作戦室でサイクロンにたっぷりと嫌味を言われた後で
トボトボと基地から歩いて来たのかもしれない。
シーンE-1 bar Hard Deck(ツケの支払い)
この日もペニーはいつも通りポルシェに乗って
bar Hard Deckへ来ていたはず。
そこへツケを払いにマーベリックが現れ、いっしょにヨットに乗ることに。
シーンE‐2 ヨットのデッキ上
ヨットを停泊しているマリーナは、ノースアイランド島の東岸ならば
bar Hard Deckから本当に目と鼻の先、
それが対岸の本土側だったとしても、
車(ペニーのポルシェ)なら橋を通ってすぐに行けそうです。
ヨットのエンジン修理のためにドックヤードへ帆走させる前の
時間調整としては自宅よりもbar Hard Deckのほうが都合が良さそう。
そこへやって来たマーベリックは帆走を手伝うという掛け声のもとに
勢い余って、ペニーをマリーナまでバイクの後席に乗せて
連れて行っちゃったわけです。
ヨットをいずこかのドックヤードまで持ち込んだ後、
すぐに直れば、今度はエンジンを使ってマーベリックが苦労することなく
マリーナまで帰ってこれますが、それは難しそう。
おそらくドックの船でもとのマリーナまで送ってもらったのでは?
シーン E-3 ペニー自宅前
マリーナに停めていた、マーベリックのバイクでペニーを自宅へ送る。
(bar Hard Deckにポルシェ置きっぱなしじゃん!
とペニーは思いつつも、言い出せず)
という訳で、自宅前にポルシェが停まっていないのです。
ポルシェをお店に置いて、帰ってしまった!
もう明日は(ポルシェで)行けないよ~!
ちなみに、お店に置き去りにしていた感のあるアメリアも
マーベリック達よりも先に家に帰ってました。
基地付近から自宅付近へ行く路線バスのようなものがあるのでしょう。
ペニーは明日はバス通勤だ!
シーンH~I-1,I-2への流れ:ビーチでのフットボールからペニー自宅
おそらく、bar Hard Deckは定休日、もしくは臨時休業にしたのかも
トップガンメンバーとペニーに声をかけて、ピクニック気分で
ドッグファイトフットボール大会。
(いいえ、あくまでチームの結束力を固める訓練です:マーベリック)
前回のヨット修理ではうっかり、bar Hard Deckにペニーのポルシェを
置きっぱなしで家まで送ってしまい、翌日の通勤で迷惑かけた事に
後から気が付き、一人青ざめるマーベリック。
今回は事前に
『こっちの都合で悪いけど、トップガンのチーム作りに
アメフト大会をしたいので、ちょっとお店の前のビーチ使わせて。
14:30に、家までバイクで迎えに行くからね。』
くらいの事を言って、次の日の通勤に影響しないようにしたのでは!
ちょっと待って!
そんなに(ノーヘルで)バイクに二人乗りしたら危ないでしょ!
それに、交通手段も違ってる!
ポルシェでHard Deckに行って、ポルシェで帰ればいいのよ!
あなたのは無理矢理バイクで迎えにいっている!
(このハーマイオニねた何度目? 何度目だろうが好きなんです。コレ)
そうなんです。
ペニーにしても申し訳程度にタンデムシートのある
H2の後席でぶわ~って風を浴びながら乗るよりも
ポルシェに乗って行った方が、楽に違いないのです。
そこのところ
『いや、こっちの都合で頼んだんだから、迎えに行くよ』
『じゃぁ、お願いするわ』
とか、仲がよろしいことで。ニヤニヤ
あ~、それで送って行った後、(ポルシェ停まってます)
マーベリックは初めてペニーの家に入れてもらうのですが、
最初から二人の”気持ち”はなんとなくそういう方向に流れていたのですね。
うん、深いな。
だって、『迎えに行くよ。』と言われても
『車で行けるから大丈夫』と断れば良いだけですもん。
ただこれって、ペニーからすると単にマーベリックと
”ヨリを戻したい”というだけではないのでしょう。
マーベリックのフットボール大会のお誘いに
”トップガンメンバーのチーム作り”だけではなく
”ルースターとの何らかの関係修復”という目的があることも
ペニーはうすうす感じていて、
マーベリックと二人っきりになって、
ルースターと何があったのか聞きたいと思ったに違いありません。
シーンM:教官をクビになりペニーに会う
後のシーンOで夜間はbar Hard Deckの電飾のイメージが強く、
最初はこのシーンもHard Deckの一部なのかと思っていましたが
ここはペニーの自宅の玄関です。
これまでのペニー自宅の玄関といえば2度映像に現れますが
いずれも正面から玄関へのステップを映しているのに対して
このシーンだけ横からのカットなんですね。
だけど玄関脇に置いてある大きな貝殻が一致しました。
それまでのシーンではずいぶんとこじんまりした家だなと
思っていましたが、やっぱり望遠撮影の圧縮効果。
横から玄関を見ると、案外道路から玄関までの奥行があり
豊かに茂った庭木の間にベンチなども置かれていて
なかなかのゆったり空間であることがわかります。
ところでここがbar Hard Deckではなく、
ペニーの自宅であるとわかったとしても
特にその他の推論に影響があるわけではないのですが
マーベリックが、(ペニーを送るのではなく)
自分からペニーの家に行くのはこの時が唯一なのです。
(シーンO:出撃前の出征報告とシーンT:帰還時も含めてです。)
基地の近くにあるbar Hard Deckにふらっと行ったのではなく、
バイクで遠出しなくてはならないところにある
ペニーの自宅まで、わざわざ会いに行ったということは
何を意味しているのでしょうか?
この時、マーベリックは教官を外されたということで
動揺が大きく、ペニーの助言を如何に必要にしていたかを
暗に表していると思うのです。
トップガン’86で、グースが事故で亡くなった時には
チャーリーの助言に耳を傾けることができなかったマーベリックですが
”人を頼ること”ができるようになった”人間としての成長”まで
表現しているのではないでしょうか?
シーンO bar Hard Deck(ペニーへの出征報告)
このシーンで、店の道路側(海と反対側)にシルバーのポルシェが
停めてあるのが見えましたね。
なんだ、最初からこのシーンに注目していれば
ペニーはポルシェで店に通勤しているとわかったじゃん!
と言われれば、その通りなのですが
かなり遠景撮影で暗いシーンです。
シルバーのポルシェ?というくらいしか確認できず、
ペニーのポルシェであるという確信をもつには
やはり、その他のシーンからの推理で裏付けする必要があったのです。