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なぜ左投手をサウスポーというのか?

「私ピンクのサウスポー♪」
というフレーズの昭和歌謡の代表曲に懐かしさを感じる方も多いと思う。
左利きの人のことをサウスポー、もともとは野球の左投手のことを言っているわけです。

では、なぜ左投手をサウスポーというのか?

ご存知ですか?
これには二つの説があり、一つは南部出身の選手に左投げ投手が多かったから、という理由。
これはまぁまぁ信憑性があるものの北部出身の左投手の立場がなくなるから、ここでは却下しよう(笑)

もう一つはかなり信憑性があり、野球場の作りに関わること。
まだナイトゲーム用の照明設備がなかった古き時代、アメリカの野球は全て昼間のゲームで開催されていた。
この時困るのが「西陽」の問題。
キャッチボールなどで経験のある方も多いと思うが、投手が西陽を背に投げてきたら、待ち構えるバッターはボールが見えず危なくてしょうがない。
投手の後ろには野手がたくさんいるわけなので、背後に西陽よけの壁をつけるわけにもいかない。捕手の後ろ(すなわはバックネットの位置)に西陽よけをつけざるを得ない。
となると、自ずと投手は東側、打者が西側に立つように球場は配置されていた。バッターボックスが西側でセカンドベースが東側…左投手の腕は南側となるわけでサウス(南)ポー(腕)と呼ばれるようになったという。
てことは、全く呼ばれることはないが、理屈的には右投手はノウスポーということになる。

世の中には、常識と呼ばれる現代人の習慣や言語の中に、その起源や由来が全くわからなくなってしまったものがたくさん存在する。
サウスポー=左投手、ではなぜ左投手はサウスポー?
というところまで、突き詰めて考えていくと、思わぬ歴史的な事実に当たることもあったり、ワクワクするような昔の起源に思わず触れることができるので楽しい。
という私は身体の専門家です。
身体のこと健康のこと不調のこと、お気軽にご相談ください!

(株)ニューログリア脳神経科学研究所
代表取締役 小林昌彦
オーストラリア王立メルボルン理科大学医学部卒業
スリランカ国立アンパーラ病院にて神経内科医として勤務
現在自然医学の治療院として、古代インド医学アーユルヴェーダ、東洋医学、古代インディアン医学などを研究統合して実践しています。
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