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イングランド紀行 上•下の感想を書いたバイヤー猫
更新者前書き
ご無沙汰しております。
いや~寒いですね。本当に寒いですね。朝起きることが段々とできなくなり、ギリギリまで寝て仕事をする毎日です。始業して1時間ぐらいは来た連絡返すぐらいで、ほとんど仕事はできておりません。仕方ないね。
今回はイングランド紀行。イングランドといえばやはりサッカーですね。この間はリメンバランスデーでしたね。あのトランペットの音を聞くたび、少しジンっときてしまう私がいます。一年も残りわずか、あっという間です。
イングランド紀行 上•下 J・B・プリーストリー 著/橋本槇矩 訳 感想
イングランドの劇作家•小説家による1930年代のイングランドの旅行記。不況下のイングランド各地の特色、人々の気質、実情を描く。
図書館で英国特集をしていたのでふらっとイングランド気分を味わうために手に取った。コッツウォルズの田園風景を思い描き、不思議な国のアリス、ピーターラビット、パディントンのメルヘン世界、貴族、執事、マナーハウスと良さげのイングランドを期待して読むと真逆なので驚く。
あくまで、不況下のイングランドの実情を作家の厳しい目で見ている本著。大量生産にお株を奪われた職人たちの現状。どこを見ても同じような街並みが続く商業都市。映画館には同じような映画だけが上映され、服飾も家具も人も複写の様に並ぶ。特色を失い、古き良きイングランドを称賛したいんけではないが、守るべきものを守らず、廃れていくだけのイングランドを憂いている。
ブラッドフォード出身の著者、ブラッドフォード市民は褒め言葉を口にしない、と気質を説明している通り、褒め言葉はほぼない。終始陰鬱でなかなか読むのがしんどかった。パッタリーズ地方で、陶芸体験している時が唯一楽しそうだった。
マンチェスターが大阪みたいだなとか、チョコレート工場(チャーリーのチョコレート工場のモデル)のための街があるのに衝撃を受けたり、ビールとパブと紅茶、カードゲームが好きという発見を自分なりに楽しんで読んだ。
サッカーチームの地名が良く出てくるので、これで、プレミアリーグのチーム名を少し覚えられた気がしている。
評価
バイヤー猫に評価を聞いてみたところ
評価は★★★☆☆
だそうです。
難しかった。英国はこれにて一旦終了。
更新者あとがき
私もこの感想を見ながらイングランドの地図を初めてしっかりみたのですが、知っている地名があって楽しいですね。三笘選手がいるブライトンはかなり南に位置するようです。近くにあるクラブもそんなになさそうなので、遠征がどこも遠くしんどいだろうなと思います。
ちなみにオリンピックの時はイギリス代表として参加し、サッカーW杯の時はイングランド・北アイルランド・ウェールズ・スコットランドと別になる理由はご存知でしょうか?
これはイングランドサッカー協会FAは国際サッカー連盟FIFAよりも先にできているからです。簡単に言うとFAのほうが先輩だからですね。
これにて一旦バイヤー猫イングランド紀行は終わり。
またどこかの国を読書で旅をしてもらいたいです。
それではなた。