【日本相撲協会への提言書】

世界中にはレスリング、柔道、柔術、韓国相撲、モンゴル相撲、オイルレスリングなどの組技格闘技が数多く存在するが、その中で見ていて１番面白く興行的な組技格闘技は日本相撲だと言っても過言ではない。しかし日本相撲は、ほぼ日本だけのローカル格闘技に留まっているのが現状だ。日本相撲の人気が世界に波及して行かない理由は少し言い辛いが、やはり力士のあの体型とまわしだけというコスチュームにあると思う。逆に言えばこの２つの問題点さえ改善すれば、日本相撲は世界的な人気を獲得する可能性を秘めている。海外でも時折行われる日本相撲ではスパッツを着用する力士も多いが、日本相撲協会もそれに倣い全力士にスパッツの着用を義務付けるべきだし、力士の体型をもっと筋肉質にする為に体脂肪制限を導入するべきだ。日本相撲協会でも他のスポーツ団体と同じくドーピングは禁止にしている。ドーピングを禁止にする最大の理由は健康に害をもたらすからであり、健康に害という点では極度の肥満も同じであるので、やはり体脂肪制限は必要だと思われる。ここで重要なのは体重制限ではなく体脂肪制限である所だ。体重制限を導入してしまうと背の低い肥満体型の力士が出現してしまう可能性が出て来る。その点、体脂肪制限なら背の高い力士も背の低い力士も肥満度は同程度になり、筋肉質な体型ばかりの力士になって見た目も良くなる。また日本相撲が外国人に受け入れられない他の理由に取組前の何度も仕切りを繰り返すあの独特な儀式の時間があると思われる。仕切りは１度だけに制限するべきで、その結果、時間は余るだろうが、余った時間は全取組を３番勝負にする事で埋める事が出来る。これだと外国人も見ていて退屈する事はなくなりエキサイト出来る。しかし塩蒔きにはミステリアスな魅力があるので残した方が良いだろう。また力士の怪我防止の為に土俵の周りにはクッションを敷き詰めるべきだ。ここまで書いて来たのは全て素人意見だが、それほど見当外れの意見でもないと自負している。そして冒頭でも書いたが重要な事なので最後にもう一度言わせて欲しい。世界中に存在する様々な組技格闘技の中で見ていて１番面白いのは日本相撲である。日本相撲が世界的人気を獲得する日を願いながら、この辺りで１相撲ファンの提言書を締め括りたいと思う。