2024年 6月4日 火曜日 徒然日記 重松清「ステップ」…親父の死…

皆さん、おはようございます。徒然日記のお時間でございます。今日もここから、じっくり、ゆっくり、丁寧に綴っていきたいと思います。どうぞ最後までお付き合い下さい…

今日はお天気いいみたいですね。ところにより雨と言った感じでしょうか。

さて、今日は何書こうかなぁ…

昨日はザ・ノンフィクションの安楽死について語りました。
自分はどうも人の「死」について語るのが好きみたいです。まぁ、好きというと語弊があるかもしれないので、興味があると言っておきましょう。うつ病なので「死」を少し身近に感じているのかも知れません…

それでですね、重松清さんの「ステップ」という小説を昨日読み終えたんですね。

ステップ

内容は、30才という若さの奥さん「朋子」を亡くしてしまった、主人公「僕」こと「武田健一」と一人娘「美妃」の生活と成長、哀しみや喜びを描いたものでした。まぁ、一言で言うと、シングルファーザーの様々な葛藤を描いた内容のお話でした。
ここでも奥さんの「死」がテーマになってきます。やはり、「死」は避けられないテーマとなってきます…

写真だけになってしまった「朋子」の死を上手く受け入れることが出来ない「僕」と「美妃」は、写真だけになっても、「朋子」はいつも一緒にいて、微笑んだり、はにかんだり、「美妃」の成長を喜んでくれたりしている…それでいいじゃないかと、「僕」は言います…

「死」は人間誰しも避けられないものです…しかし、30才というのはあまりにも若すぎるし、残すものも多いと思いました。

ところで、自分の場合は身内の死と言えば、親父が70才を手前に亡くなりました。
亡くなる年としては早い方でしたが、親父には申し訳ありませんが、そんなに哀しくなかったです。なにしろ親父もうつ病や統合失調症を患っており、誇張なしで20回以上入退院を繰り返していました。その度に、入院手前でおかしくなった親父が家にいるというのは、育ち盛りや思春期の自分にとって、とても精神的苦痛でした…
包丁で刺されそうになったこともあり、110番したこともありました。

そんな親父が、ハッキリ言って嫌いでした。なので哀しみ、寂しさはありません。現実はドライなもので、亡くなってくれてせいせいした部分もあります。

幼い頃にもそんな調子だったので、本当に苦痛でした…
自分がうつ病になったのも、親父が原因だった部分もあるかも知れません…
とにかく、申し訳ありませんが、全く感謝していません。葬儀の時も、身内だけでひっそりと行いましたが、誰も泣いていませんでした。

自分が死んだら、何人の人が泣くだろう…少し寂しいけれど、母親くらいしか泣かないだろうなぁとか思いました…そして、逆に母親が亡くなったら、自分は泣くだろうなぁ、とか思う今日この頃でした…

追伸 
今日の一曲…氷室京介 永遠~Eternity~



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