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鎖骨の可動性と肩関節ROM
三苫薫選手の「ライブなう ウォッチなう スポTVなう」めっちゃ棒読み。
小林です。
鎖骨の可動性って疎かにされがちですが、結構大切な要素です。
鎖骨下筋を交えて書いていきます。
付着位置
起始
第1肋骨の胸骨端上前面
停止
鎖骨下面の外側
ここで大切な事は鎖骨の下~鎖骨の下に付着している訳ではなく、肋骨から鎖骨に付着しているという事です。
肋骨から付着していますので短縮すれば鎖骨の可動性に影響を及ぼします。
![](https://assets.st-note.com/img/1677738428796-IPkIrDWMNJ.jpg?width=1200)
作用
胸鎖関節の安定化に働きます。
胸鎖関節とは胸骨端と鎖骨から形成される関節の事です。
鎖骨胸筋筋膜
鎖骨下筋を含む鎖骨周囲に存在する膜組織です。
大胸筋や小胸筋、胸鎖乳突筋などが含まれます。
ちょっと脱線、寝違え
いきなりですが寝違えたとして右を向くと痛いとしましょう。
右を向くと細管は相対的に左回旋しています。
首は動かさず体幹のみ左回旋しても同じことをしていますよね。
実際に試してもらうと分かりますが多分痛くないです。恐らく。
こんなもんで直りますよ。大抵の寝違えは。
よっぽどグキッとやっちゃっていたら話は別ですが。
鎖骨の可動制と肩関節
密接に関わっています。
肩関節外転時→鎖骨も外転します
肩関節内旋時→鎖骨は前突します
肩関節外旋時→鎖骨は後突します
肩甲骨とも関連します。
肩甲骨挙上時→鎖骨は挙上+前方回旋します
肩甲骨下制時→鎖骨は下制+後方回旋します
ただこれ気を付けるべきポイントがありまして
胸鎖関節ベースなのか肩鎖関節ベースなのかで鎖骨の動きは逆になることがあります。
上記は肩鎖関節、すなわち鎖骨と肩甲骨が成す関節ベースです。
![](https://assets.st-note.com/img/1677741023950-5jumJZiumT.png?width=1200)
鎖骨の可動性が肩関節や肩甲骨の可動性に影響する事は言うまでもありません。
鎖骨下筋が短縮し鎖骨の可動性が失われたら、肩が上がらなくなると言っても過言ではなさそうですね。
例えば肩関節屈曲時
鎖骨は下制+後方回旋が必要になります。
そもそも健康上腕リズムにおいて鎖骨の動きは重要ですしね!!
胸鎖関節30-40° 肩鎖関節20-30°動くのが必要ですし。
初期段階で胸鎖関節が動きます。特に外転時ですね。
屈曲時は90°付近まで肩甲上腕関節のみで行けます。
神経を守る鎖骨
鎖骨や鎖骨監禁の下を腕神経叢が通ります。
彼らがいなければとっくに腕神経叢は潰れていますね。
おわり