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価値を作りにくい日本酒での付加価値を考えてみた

 日本酒づくりをすることになった。私は、ワインもやっているのでOEMは2度目で手馴れたものだ。だいたいこれくらいが最小ロットでこんな感じの自由度があるなど把握できているので、あとはそれが作り手のビジョン的な部分と一致できるか否かが焦点になってくる。

 今日は京都にある酒蔵を視察に行ってきた。酒蔵が違うだけで規模が10〜20倍変わるところもあるので面白い。OEMでまず始めるのであれば大体手仕込みで最小ロットでやってくれるところが望ましい。しかし、日本酒のOEM→販売では作るまではいいのだがその後もう一つブレーキになることがある。

 それは価値の付け方である。例えばワインであれば、欧米中心にあまりアンカーがない。例えば1本10万円のワインと言っても納得はする人は多い。特にそれがボルドーやブルゴーニュで年代物というとほとんどの方が納得はするだろう。しかし、日本酒はどうだろうか。何年ものの日本生産と言っても精々大吟醸35%ごしで3万程度だ。

 要は人々の頭の中では吟醸いくら、大吟醸いくらとアンカーがかかっており、なかなか年代物であっても価値がつきにくいのが現状である。
ではどのようにして日本酒の付加価値を考えていくか。一つ面白いことを思いついた。

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