最古のワイン産地として知られるギリシャのワイン文化
今週はMATTの店頭に立っているのだが、月によってお客様の属性も多様性があるのが面白い。最近はスペイン、イタリア、ギリシャなど地中海付近のお客様が大半を占めている。これらの地域ではワインも日常的に飲まれているので、日本ワインに対する抵抗も全くない。寧ろ試してみたいという好奇心で数多くの日本ワインを試す。そんな中、昨晩はギリシャからワイン通が訪れた。どうやら世界中のワインを飲んでいるらしい。
話していくと面白い歴史を教えてくれた。あまり知られていないがそもそもギリシャは、紀元前6000年頃からワイン造りが行われており、最も古いワイン産地の一つであると言われている。ギリシャではもともと古代ギリシャにおいて日常生活や宗教儀式、医療の一部として深く根付いていた。シンポジウムと呼ばれる宴会で、ワインは文化的な象徴となり、これが後にイタリアやフランスなどの他のヨーロッパ諸国へと影響を与えている。
ギリシャのワイン文化は、単に飲み物としてだけでなく、陶器の壺アンフォラに保存し、香辛料や蜂蜜を加える技術が特徴的だ。これらの技術はギリシャからイタリアへ、そしてフランスへと伝わり、各国のワイン文化に多大な影響を持っている。例えば、今日フランスのボルドーやブルゴーニュで生産される超有名高級ワインや、イタリアのトスカーナ地方のワインも、ギリシャの伝統的な醸造法や保存技術から着想を得ているらしい。
特にフランスのボルドーは、、、
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