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世界の富裕層を虜にする為に出し尽くされるアイデア

 MATT KYOTOには、予約席料1万円を取っているシェフズテーブルという席がある。このシェフズテーブル、1組限定で人数分の乾杯酒とシェフからのそのお客様限定の特別メニューがセットでついてくる。そして、オープンキッチンの店内で最前に位置している為、プライベートシェフを体験できる。

 年末にかけて最近このシェフズテーブルの予約が急増している。もともと、飲食ビジネスにもエアラインのファーストクラスのような差別化はあるべきと考えたのがこのアイデアだ。1万円で乾杯酒とメニューにはない特別料理、そしてプライベートシェフ体験を考えるとかなり安いのではないだろうか。

 まさにこれは、来年開業予定で現在構想中のMATT TOKYOの走りになるだろう。MATT KYOTOではRESTAURANT2.0と名付け、飲食業界のPOS革命から何処にもないニッチで捻りのある商品開発と販売方法を追求してきたが、次のMATT TOKYOでは、3.0顧客体験に全振りしようと思っている。KYOTOにはなかった完全プライベート空間の個室を設けたり色々と構想が出来上がりつつある。オープンまで全てを公開することはできないと思うが、徐々に発表していきたいと思う。

 もう既に業界では顧客体験革命が2015年頃から起きていると言われているが、私は東京でもInstagramなどでバズっている店はある程度行ったが、正直顧客体験の面では物足りない店ばかりだ。ヨーロッパや東南アジアバンコクに行くとその差をつくづく感じる。やはり東京の飲食店は美味しい、美味しいのは言うまでもないが美味しいものがどこでも食べられ、POS革命によりニッチなモノも埋め尽くされている東京では京都と違いそれだけでは差別化は殆どできないのだ。

 だからより顧客体験のアイデアが求められる。本当にとんでもない店が来年東京にできると思うので、ぜひレストランに行くというよりかは、一つのエンターテイメントを体験するイメージで来ていただきたいと思います。

 


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倉岡利樹(Toshiki Kuraoka)
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