「不毛の地」ビジネスの成功ノウハウとは?
がっちりマンデー 2019年11月10日放送
儲かる不毛の地ビジネス
あの有名牛丼チェーンがあえて離島に進出するワケとは?
https://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/2019/1110.html#b2
日本海に浮かぶ離島、「佐渡ヶ島」「24時間営業の外食チェーン」の不毛の地
<吉野家が店舗開店した理由>
・大手牛丼チェーン3社だけでも、日本国内に約4,300店舗と競争激化。牛丼店の飽和状態。そこで、目をつけたのが…「島(離島)」。
・本州では2万人から3万人に1店舗牛丼チェーンがあり、佐渡ヶ島は人口5万8,000人で採算に合うと判断
<離島に出店する場合の課題>
・運送コスト:離島に食材などを運ぶ手段やコストがネック
・店員を確保することが難。離島には、大学が無く、学生バイトが雇えない。フリーターも少ないため。
⇨吉野家本社から社員を常駐で対応
<成功理由/離島ならではの工夫>
1)★「ドミナント戦略」(※下段専門用語参照)の応用で、離島への高額な輸送コストを削減
・「吉野家」から500m離れたところに「はなまるうどん」があった。同一グループ会社のため、フェリーやトラックの2店舗の食材をいっぺんに運ぶことで、輸送コストをグッと削減できた。
2)顧客ニーズへの対応策① 「ドライブスルー」の実現
・鉄道の通っていない佐渡ヶ島では、車で移動する方が多い。ドライブスルーを、佐渡ヶ島の飲食チェーンで初めて導入。
⇨売上げの3割のお客様がドライブスルーを利用されてます。
3)顧客ニーズへの対応策② 「靴を脱いで上がれるお座敷タイプのスペース」を設置
・小さなお子さんを連れは、椅子が倒れる心配のないお座敷席を目当てに来店
4)顧客ニーズへの対応策③ 24時間営業の実施
・早朝勤務や深夜勤務の漁業関係者のニーズを独占可能に
<成果>
◎ 2016年吉野家オープン、売上げ年間約9,000万円。新潟県14店舗中、3番目の売上達成
<専門用語解説>
ドミナント戦略のメリットとした、①地域での認知度が高まる ②配送効率が上がる ③地域限定で集中的に販売促進、広告宣伝が可能 等があります。
当事例では、グループ会社として、上記②配送効率向上を達成しました。
<岩井コメント>
今後は、佐渡ヶ島限定の「はなまるうどん」と吉野家の共同販促も考えても良いですね。
マーケティング理論は知っていても、そのまま活用できる時代では無くなっています。
各自の知恵を働かせ、応用を考えることが大切です。
応用できる力こそ、他者との違い。つまり、あなたの真の強みになります。
「知恵は無限大」前進あるのみ
お祝い中小企業診断士が解説するテレビメモ術#70
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