今日の10分日記「ホワイト企業について考えてみた」
ホワイト企業
誰もが羨む憧れの存在
パワハラ、モラハラ、マルハラなんて言われる昨今に、ユートピアは本当に存在するのだろうか?
残業代を支払わない、心身に対する暴力を振るうなど、ブラック企業の定義は明確だが、ホワイト企業の定義は曖昧だと感じる。
残業がなければホワイト?
飲み会がなければホワイト?
フルリモートならホワイト?
実際はそうでもないだろう。
そもそも仕事をする上で、やりたくない仕事や、嫌なことはあって当たり前だ。逆にやりたいことばかりで何もストレスがない仕事があるなら、それはもはやボランティアやサービスの類だろう。
仕事というのは、誰かがやりたくない、めんどくさい、自分ではできないことを、お金を払って人にやってもらうことであるわけなので、全くストレスがない仕事というものはあり得ない。
逆にやることがなくて毎日暇な職場なのだとしたら、それはそれでストレスだろう。退屈なことが人間にとって最もストレスなのだ。
個人的に理想的な企業は、程よく忙しくて、程よく人と関わり、程よく必要とされる仕事だ。
めんどくさいこともあるし、やりたくないこともある。しかし、その量はちゃんと予定を管理すれば何十時間も残業をするほどではないのが理想だ。
家で孤独に働くよりも月に何回か同僚とランチをしたり、社内SNSでいつでもコミュニケーションが取れた方がいい。
自分しかできる人がいなくて引っ張りだこになるのは困るが、誰でもできる仕事を延々とするのはかなりストレスを感じてしまう。
人によって理想の企業は違うだろうし、人によって受け取り方も違う。
もちろん残業代を支払わないとか、心身に対する暴力を振るうようなブラック企業は許されないが、そういった企業が理想という人もいるかもしれない。
単純にブラックじゃないからホワイトとか、ホワイトじゃないからブラックというのではなく、自分はどういった企業で働きたいかを考えることが、自分にも社会にとっても有益だと言えるだろう。
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