今日の10分日記「失われた東京証券市場立会場」
皆さんは「集団競争売買制度」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
昭和57年までは、東京証券取引所で朝の9時になると、特定ポストと呼ばれる一段高い場所で、机に置かれた檜製の木をバチーンと打ち合わせて、両手を上げて不思議な調子で株の名前と価格を叫ぶ。すると一段低いところにいる証券マンが押し合いへし合いしながら買った売ったと取引をする。
これを特定銘柄と呼ばれる銘柄に対して行い、市場における始値と終値を決めていました。
この中で見られたのが、証券マンによる「手振り」と呼ばれ