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「秀吉に両兵衛あり」|なぜ秀吉は補佐役に恵まれたのか?【戦国三英傑の採用力】〈竹中半兵衛・黒田官兵衛編〉

「人手不足」と「人材不足」は違うという。

“人手”不足は単に働き手が足りない状態をいい、“人材”不足はスキル(能力・技能・資格)が必要な状況にもかかわらず、それらを持つ者がいない状態を指した。
前者は量的な問題で、後者は質的な問題だ。

コロナ禍以前は“人手”不足が全国的に注目されていたが、コロナ禍以降、激動する経営環境の中、思い切った事業再構築などに挑戦する“人材”不足も浮き彫りになってきた。

戦国という激動の時代、武将たちは権謀術数の限りを尽くして覇権を争ったが、この激戦を制するカギは武勇のみならず知略に通じた“有能な武士”たちをいかに獲得し、定着させ、起用するかだった。

人材こそがすべて――これは現在も昔も変わらない。

戦国三英傑と呼ばれる織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のもとに、なぜ“優秀な人材”が集まったのか?
豊臣秀吉の補佐役として「秀吉に両兵衛あり」と称された、竹中半兵衛と黒田官兵衛をみていきたい。


若き日の秀吉が最も信頼した男・竹中半兵衛

秀吉を天下人へと導いた男・黒田官兵衛

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