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おしゃれなデザインのホテルにあこがれる欲望。:スタイリッシュ編

 おしゃれなカフェや、きれいなホテル。羽を伸ばすのに最適なそういった場所に、私はやや特殊なあこがれを抱いている。創作をするために最適な場所。自分の感性を解放できる場所として、調度品のひとつひとつにこだわりがあるのだ。


好きな系統:スタイリッシュ系

 やはり装飾を削いだスタイリッシュな場所は好きだ。心を無にして創作に挑むことができるし、心が安らぐ。しかしスタイリッシュな場所なんて一言で言っても、その中身は多岐にわたるので、その中から更に好みのものを見つけていかなければならない。

BnA Alter Museum

 部屋のひとつひとつをアーティストが手掛けた、『アートに泊まれる』空間。tomeiさんの動画で紹介されていたのが見つけたきっかけで、そこで目にした梅田哲也氏による『だれのものでもない水/なにもみえない場所』と、サイトをたどって見つけたSai氏による『ASITA_ROOM Mr.X の現な庭』が特に気になっている。部屋はどちらもDeluxe Queen。移ろう光と影と音が、きっと宿泊者を作品世界に没入させることだろう。

 ここには他にもカフェやギャラリーなどが併設されており、時期によってイベントもある。芸術、特に現代アートが好きな人にはもってこいだろう。


BnA Wall

 BnA Alter Museumが京都にあったのに対し、こちらは東京は日本橋に存在する。京都に比べるとやや都会的な印象のある作品群が特徴的で、私はYOSHIROTTEN氏による『Float』(Suite)、上山悠二氏による『氷帽』(Queen)、岩村寛人氏による『都市の巣』(Queen)、Konel氏による『Visible Ambiance』(Single)の4つに泊まってみたい。異次元に来たかと錯覚するような部屋で自由に休息するもよし、街の裏側にもしかしたら存在するかもしれない不思議な場所で、隠れ家のような気分を味わうもよし。

MUJI HOTEL GINZA

 言わずと知れた無印良品のホテル。室内はすべて無印の品物で揃えられており、和食店『WA』や『MUJI Diner』などの飲食店やベーカリー、ギャラリーや図書館などから成る『ATELIER MUJI』、無印良品銀座店などが併設する、無印好きには天国のような場所である。

デイユースに行ったときのMUJI HOTEL GINZA

 前2つのホテルと違い、ここには数年前にデイユースで行ったことがある。部屋のタイプはA~Iまであり、私はTYPE Cの部屋で課題をこなした。室内には無印お馴染みの音楽が流れ、アロマの香りが漂い、ベッドはふかふか。ライティングも心地よく、まさに天国のような空間だった。

当時使用した客室


HOTEL CYCLE

 HOTEL CYCLE は、ONOMICHI U2の中に存在するホテルで、『The RESTAURANT』『COG BAR』『Yard Café』『Butti Bakery』の4つの飲食店と、『SHIMA SHOP』に隣接している。名前の通りサイクリスト向けの設備が充実しているホテルで、自転車を持ったままのチェックインが可能なのが特徴である。かくいう私は公道でのサイクリングが不安なタイプなのだが、U2の朝食に何度もお世話になっている身として、HOTEL CYCLE にも結構あこがれているのである。


『無』という休息

 個人的に、「無」になって休む、という休息のとり方は、こうしたモダンな雰囲気の方がとりやすいと思う。暖かい雰囲気に浸るか、心を無にするかは、そのときそのときでどんな旅をしたいかで決めるとよいかもしれない。

 次の記事では、どこかノスタルジーを感じる、古民家風のホテルで、興味があるものをいくつか挙げていこうと思う。

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