札幌の書店について。<過去パートの参考史料編・地下鉄大通駅・すすきの駅周辺の書店編>~「#それは別件で起こす」シリーズ・第8回。
といふことでこのシリーズはここでひとまずラストになるかな。
まずは4プラB1とさっぽろ地下街にあった維新堂書店からか。
維新堂書店
維新堂書店<地下街店>/20/無休/945-2030
維新堂書店<4プラ店>/85/第2・3月曜/10-2030
・狭い。が慣れればいい店。
印象としては札幌だと紀伊國屋書店APIA店が近い。
地下街の書店として手頃な冊数とスペースを擁していた。
B1の方では中古ないしは新古の書籍も扱っていた記憶は
うっすらある、といふ世代ではあります。ま、古書店で
「一誠堂」もあったらしいから、そのあたりの混濁もあるかも
しれないけど。
結局維新堂もPBC(2003年10月26日閉店)も潰れたので
ここに来てた顧客を主に丸善となにわ書房が取り合うわけですが。
個人的には4プラに入る、って行動自体が勇気の要る話で
20代は下のプレイガイド以外は近寄るようなところじゃない、
と内心思っていたかと。
なので維新堂書店<4プラ店>に要ったのも数える程度
だった印象。本格的に行ってたのは結局メッセビル(かつての
キクヤやイカ天ショップのあったトコ)に移った「音楽処」が
山福の撤退に伴って4プラに移ってから、だったかと。
(最初に移ったところが元料理教室だった、ってミニステージも
印象的だった、とこれ以上はネタ的にも逸れるのでそこまで)
ピヴォブックセンター
Pivot(ピヴォ)ブックセンター/200前後/(1995年10月開店)
・札幌市街一番の販売する図書館。
ともかく随所に座れるスペースもあって、只でさえ
せせこましい建物の多い札幌市街において、店内に座れる
ほどのスペースがあったのは画期的だった。
でもそこから徐々に店舗縮小し、丸善傘下になって一時期
街中からすっかり消えてた丸善ピヴォ店になってた時代も。
(それでも早めにダイエーから離脱した跡に出来たPivot
だったからこそここまで生き延びられたとも)
2010(平成22)年1月31日、遂にPivotブックセンター閉店。
末期は一時期アップルのショップになる三越の隣からアリオ
苗穂に撤退した丸善が街中の店舗を確保するために吸収して
丸善ピヴォ店(2005年11月店名変更)になってからのこと。
それから一時期は東区本拠のダイヤ書房が入店している
時期もあったけど(開店日時はハッキリしていて2010年2月26日)、
いつの間にか閉店していて、Pivot(2023年5月ダイビルの
再開発で完全閉店し再開発される予定)で現在もなお本が
買えるのはヴィレッジバンガードだけになっているかと。
であとはまんだらけ札幌店も少し語れれば、かな。
まんだらけは古物商ベースだけど、黄色いトコとは違って
ちゃんと「新古書店」のカテゴリで、ある程度の評価は受けて
るところだからなあ。そこそこモノの価値は認識している
ところだし。よく行ってた時感心したのは熱心に在庫を
集めてくれたので、無事にこの御時世でも「タイムスリップ・
オタガール」(全8巻)を揃えられたことには感謝。
ひとまずナナイロになってしまったコスモビルでまず開店し、
現在はノルベサの2Fで営業中。
コスモ時代は1980年代の書籍が弱い札幌で、その頃も網羅
している「まんだらけ」の品揃えに感謝だった記憶が。
なんとか小学生の頃揃えきれなかった「まんが道」も旧版と
ブッキングの再版本で全23巻を揃えられたのが有り難かったな、と。
ではようやくすすきの編に辿り着く、と。
まあメインコンテンツは東京堂書店閉店と文教堂書店入居、
そしてラフィラ閉館で再開発中、シネコンは入る予定。
なわけですが。
https://shutten-watch.com/hokkaido/16765
まずそれまで記していた典拠はマイナーな地名スレにも
原典があるのでそこからリライトを試みてみる。
で、これを踏まえて後に他のところで時が経ちまた追跡
した頃のコメントがこれか。
それからその9でも少し語ったロビンソン札幌店
(旧松坂屋→ヨークマツザカヤ)には東京堂書店撤退後
本屋のテナントがありませんでしたが、3月1日から
「文教堂書店」が出店する模様。出店するのはロビンソンの
5階で、どうやら専門店街を運営する「ススキノ十字街ビル」
の誘致に応えたものなのだそうな。
ロビンソン札幌店が無くなったのは2009年の1月。
もうその時には5Fフロアで文教堂書店が営業してた。
東京堂書店閉店と文教堂書店入居までにはかなりラグがあり、
ロビンソン時代には書店空白地域だった時期が長くある。
後年書いてたコメントとしてはこのあたりか。
433 名前:なまら名無し[] 投稿日:2014/09/02(火) 19:08:00
ID:mlknIBzA [ FL1-133-209-126-84.hkd.mesh.ad.jp ]
すすきののは確かむかし東京堂書店の支店だったと記憶してるが。
頼りになるのは十年近く前の自分のコメントのみかい。
ってことで、過去のコメントを探ると。
2003年には1Fにあった東京堂書店のすすきの店は閉店
している模様。
(2013年に「西武」へ統合し完全消滅したロビンソン百貨店は
2002年に札幌店リニューアル、2003年に三井物産と合弁で
「株式会社ロビンソン百貨店」を設立し、不採算部分を精算
しようとしていたから、このあたりのタイミングで閉店した
とおぼしい)
明確にわかっていることは、専門店街を運営する「ススキノ
十字街ビル」の誘致に応えて、文教堂書店が札幌ロビンソン店が
開店した日時で、2004年の3月1日から。
2009年の1月にロビンソン札幌店が無くなって、5Fに入居
してた文教堂書店札幌ロビンソン店はラフィラにデパートが改称
した際文教堂書店すすきの店と名を改めた、と。
以上の事柄から東京堂書店のすすきの閉店と文教堂書店入居まで
にはかなりのラグがあり、ロビンソン時代には書店空白地域
だった時期が長くあるものかと。
(それに直に引き継いでいたのであれば、好立地だったすすきの
の1Fスペースなんてところを手放す理由もないだろうし)
なお、1990年代にあったデータと短評はこれかな。
東京堂書店/45/火曜/10-22
・狭い。遅くなったらココ。
ともかく1Fの独立した位置にあった時期は狭くはあった
が、22時までやってる書店は当時少なかったので貴重だった。
すすきの随一の書店だったが、やはり末期は翻弄される。
東京堂書店は確か医学系に強く、だいぶ縮小されましたが、
それでもなお地下鉄南北線北24条駅の近くで健在かと。
地元請願から入居した文教堂書店もラフィラ消滅と共に
閉店。なので、すすきの地区には現在新刊書店が存在しない
空白地域となっているからこうも不安定なのかと。
といふことで、ひとまず札幌中心部にある書店・あった書店
に関しては大方記すことは出来たかと。あとは時代が変遷
するか、何らかの形で反響があれば、ですかね。
https://note.com/torov/n/nb6f747745600
https://note.com/torov/n/n796d531745d1
https://note.com/torov/n/n2908cc14375a
札幌の書店について。<過去パートの参考史料編・
地下鉄大通駅・すすきの駅周辺の書店編>、でした。