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ここはひとまず「三割縮地」からまとめて書いて置くか。

一応リライトのベースは以前コメントを書いていたが、
次々と抹消されて観られなくなった「あずき残雪」に
書いたコメントから。

で、やはり障壁に当たったのは「三割縮地の同級生」で、
特に「ノイタミナ」枠だと「のだめ」から「銀の匙」
果ては派生系の「あの夏で待ってる」に至るまで
チョコチョコしゃしゃって来てはみみっちい小芝居で
作品世界を「三割縮めてしまう」習性があるので、
やっぱり初見は避けざるを得なかったのだと悟りました。
この作品でも堂々巡りの元兇みたいな話を行きつ戻りつ
させてしまうめんまの母でうざったく噴出しておりまする。

ってことで武甲山とか写真出してきてくれた「あずき残雪」
の管理人に対して、私は声優のなりそこない、だけど、
ホントに声優になったが、タチの悪い准看コースの立ち回りで、
取り巻きがなお酷い「自爆行為」やったことでますます呆れた、
って連中についていろいろ綴ったことがあるわけですが。
(なので私に獲っては2話で強制的に視聴中止にせざるを
得なかったテニプリが20年来の「不倶戴天のエネミー」でしか
ないわけですけど)

ま、筆の進みは本日のテーマ「三割縮地」の特徴に移って
いくわけで。

まあ私なんかはよく「「縮地」の命題」とか言ってるのですが。

元々「縮地」とは水滸伝で戴宗が使う神行法などのように
長距離移動が瞬時に出来る術を説明するための用語の一つ
なのですが、最近応用される面で言うといつも計画からして
キナ臭いリニア問題や北陸及び北海道・長崎の新幹線と
飛行機との「どちらがどれだけ速く着くか」をいまさら
競って煽り立てるその徒労と時間感覚的なズレに対して
この「縮地」という概念は「私は後から来て、先に
帰らなければならなかった」を含めて使えるのでは、
と思った次第。

(よく引き合いに出す、といふか思い出されるのは羽海野チカが
「3月のライオン」の京都取材の際に書いた(6巻の)エピソード
で往復6時間半かけて京都に行ったけど京都に滞在できた時間は
「2時間」しかなくて疲れと空腹とその他モロモロが溢れだし
いい年してJRの駅構内で大号泣した、って話ですかねえ)

(新幹線にイレあげることしか考えずに、「旅情」のかけらも感じ
られずに地方線のダイヤを露骨に差別化したり沿線の路線バスを
異常なくらい引き上げて過疎化を進めたりとホントにロクなことを
してないJR東海の姿勢が根本的に嫌いなのもあるけれど)

なんでもスケジュールを詰め込んで、行くだけの目的地に行った、
だけじゃあ満たされない物事もあるんだよ、つまらん三文小芝居で
そんなしょっぱさを思い起こさせるようなしゃしゃり出方を
するもんじゃあないよ、といふ気持ちから的確に事象を捉えた
言葉の定冠詞が「三割縮地」って単語に実は籠められている
ものでもあったり。

まあ卑近なテーマに近づけると、現在の北海道新幹線の悪辣な
動きが醜悪なのがやはりそれに似ていて「三割縮地はただキモイ」
になっているような。逆にそれで札幌市街は次々に疎開の嵐で
駅前に近づくだけの動機のSAN値を日々削られているから
ほとほと厭になる、って話題にも繋がるのですがね。

https://note.com/torov/n/nb6f747745600

https://sapporokara.com/2021/11/10/esta/

もともとその近似値の話題として「新幹線中央主権主義」に
染まっていない北海道民は基本的に茨城や栃木には行きたいけど、
停車駅を埼玉県にされても「ハァ?」な一面があり、それこそ
「埼玉県に行くのよ。」すら思い出してしまうことを以前強行した
、ってエピソードも伝わる、ってのが一つの伏線かもな、と。
(ま、大洗経由で高速バスとで行く北関東プランはそこそこ
定番になってて、北海道新幹線の乗車率は依然として低調と)

https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/20150326/p4

ってことでそろそろ「埼玉県のひみつ」についてつらつら
書くことがあるかもな、といふことで。


ま、「三割縮地」の存在のしょぼさはともかく、『あの花』
自体は好きですよ。主題歌はどちらも元々北海道出身のバンド
が縁深いですし(ガリレオガリレイとZONE)。永井龍雪
監督作品は【とらドラジオ!】聴いてたくらい『とらドラ!』
時代から好きなので。


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