橋中佐和と「ダメをみがく」~「この本取って出し」その2
では出来るだけ軽く書けるネタで、といふことで
扱うならば「この本取って出し」。2回目はメモ書き
(ノート写経)もある程度纏まっていたのでこちらに
しましょう。
9784087455359
集英社文庫
ダメをみがく
対談構成:橋中佐和
イラストレーション:久世番子
津村記久子 深澤真紀
初出は日経ウーマンオンライン
「働き女子に贈る〝ダメ力〟のみがき方」
2012年10月~2013年3月
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単行本は2013年4月刊で紀伊國屋書店から。
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2017年1月に集英社文庫に入りました。といふ流れ。
勿論個人的に尊敬するゲーマーといえばなんと
いっても淡路恵子なんですが、「(恋愛は)もう
疲れた。ドラクエは裏切らない」の名言を遺された
ように「恋愛沙汰」に疲れた人達には「代償行為
仮説」に基づいていくつかの宗派に分かれる。
だから私は当然「水曜どうでしょうは裏切らない」
になるので、誇大妄想を膨らし続けて憚らない
「テニプリ」が不倶戴天の敵になるわけですが、
そんな多分に「チームダメ人間」が読むならば
手に取っておきたい一冊がこの「ダメをみがく」
なのかなと。
(ノート写経)にはこうコメントしてある。
いわゆるKANの「きまりだもの」。
この対談で扱っている話題は時に重くも
ありますが、そこは芥川賞作家とコラムニストの
腕と心地良い会話の応酬、そして対話構成の
見事さ。「チームダメ人間」としては非常に
読んでて心地良くなるサプリメントのような
一冊、といふことで「ダメをみがく」、でした。