「何もいかれちゃいない 君が知らなかっただけだ」はオタを貫く為の行動に相通ずる基礎知識であり、原動力だ。『まにぃロード』レビューと、むしろ数多のコトバを殺す「人でなし」の知性のなさと習性の醜さと品性の低さを徹底的に疑え。
とはいえ、基本的なクロスレビューは当然の
ように「放蕩オペラハウス」のこれには
敵わんのですが。
まあ「無限のリヴァイアス」のコミカライズの
後に『まにぃロード』が出たからこそ、
妙な説得力も「僕等の明日」もそこにあった、
って背景はあるんだけど。
なんで今日のテーマソングは「dis-」で
ええか。有坂美香で「dis-」。
後に組まれた松澤由実とのデュエットもいいもん
ですな。
J.C.STAFFの初期を構築した後にサンライズ入りし、
『ライジンオー』の緻密な設定制作や『ガサラキ』
の監督補を経て『無限のリヴァイアス』で監督に
なった谷口悟朗監督が向こう見ずなまま作った初
監督作品ですけど。シリーズ構成は黒田洋介で、
(未完のノベライズも担当)ヒップホップ曲が
多いのも特徴ですが、基本的な劇伴音楽は服部克久。
ま、現実を主に覆うものとしてはここを明確に
して割り切らないと、やれ進学しろ働け結婚しろ
子供を産め孫が見たいといった俗世家庭の脅迫
文言に日々怯えなくてはならない恐怖や精神を
苛(さいな)む「デリカシーのなさ」に対峙
する為の支えがなくなることくらいは肝に銘じて
貰いたい、といったところ。
大概「デリカシーのなさ」の要因は知性のなさと
習性の醜さと品性の低さから「んまー」する
ただれた呻きからスタートしがちなので(これが
典型的なクラッシャーの呻き。これが梶井基次郎の
『檸檬』レベルではなくLOを一般漫画誌に混ぜ込む
ほど危険だったりするから大問題)、徹底的に
そこを因数分解して、しっかりと駆逐することが
大事(いわゆるモンペのダサさを的確にかつ
暴れさせない程度に仕留めることが大事)。
スクールカーストバリバリの宇宙漂流「バイファム」
みたいな作品の次に書かれた栗橋氏の次回作が
これだったからこそ、少なくとも『ぷりてぃまにぃず』
までは支持して買えたものですが。
なのでリアルが見えてない人にはこの
「何もいかれちゃいない 君が知らなかっただけだ」
を見せる(ディスプレイする)ことがまずは重要。
全3巻ですが、多分に髪の決断(神の決断)とも
呼ばれるレイチェルさんの話と、ドールの話に
持っていく2巻末の話が特に好きなんです。
もう20数年近くアキバには行ったこともないですけどね。