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今回は鉄道関連本で路線図・地理・地図向きの一冊。~「この本取って出し」・その3。

今日は軽めに本の取って出し。といふことは
「この本取って出し」になりますでしょうか。
何回目だろう。その括りだと「ダメをみがく」
以来になるので、その3になるのかな。

ま、今回は鉄道関連本で路線図・地理・地図向きの一冊。

で、「マッサン」もとい「竹鶴やる夫」の用例で、
実物史料探せてなかったから提示してなかったヤツ
から行くと。

泳ぐやる夫シアター やる夫がウヰスキーを造るようです 第十話 大日本果汁株式会社

余談ですが、当時、余市駅から現在の北海道立中央水産試験場の間を、

余市臨港軌道という、ガソリンカーによる軌道列車が通っていました

これは国鉄余市駅が、町の中心部や余市港と離れていた事から、1933年に開設されたもので

当時の余市観光パンフレットには、大日本果汁も「果汁会社」として紹介されています

しかしこの列車は採算が合わず、1940年に廃止されています

泳ぐやる夫シアター やる夫がウヰスキーを造るようです 第十話 大日本果汁株式会社

これがどの間を走っていたかは例の本に載っていたんでしたっけ。

といふことで本日の主役で「この本取って出し」はこの本。

9784107900197
日本鉄道旅行地図帳 1号 北海道
2008.05 54p

で、当時の路線図はp14、
余市臨港鉄道の駅名と開通・廃線年はp28にある。

期間は1067mm/蒸気・内燃機関で走り、
余市から浜余市駅までは2.8km。
1933(昭和8)年5月10日の開通で、1940(昭和15)年
7月25日廃止とある。

ともかくあちらこちら間引かれていった廃線が
しっかりこれでもか、と載っているのがこの1号
<北海道>の特徴。

私が「とろんとろん」というHNを使って地方
BBSの「札幌の地名スレ」に書いていた頃特定に
難儀していたが、大体突き止められた「軽石鉄道」
「札幌軌道」「札幌郊外電気軌道」の諸元もしっかり
載っているので、当時のスレに残されてた拾いものと
記述を合わせて書き込む機会もじきにあるのでは
ないかな、と。

といふことで北海道の廃線跡の行路がはっきり
特定出来る、むろん地図帳として観ても面白いのが
このシリーズ、といふことでここでは「日本鉄道旅行
地図帳 1号 北海道」を「この本取って出し」として
紹介してみました。