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「紅まどんな」は食べたので(ちょうどこの12月が旬)、そろそろときめく道県として愛媛県のことでも書きましょうかね(七回目)。本質的に愛媛の果物でみかけたらザワつくのは「富士柿」だけどさ。基本的にはのほほんとしたお調子者の体質だから長友佑都から福西崇史まで輩出するお国柄だけど。(次は最初に讃岐が併合された阿波踊りすだち半田そうめん国徳島県かな)

まあたまさか「Lサイズが確保できなかったので」と泣き言と共に
Mサイズが届けられた「紅まどんな」は食べたので
(ちょうどこの12月が旬)、そろそろときめく道県として
愛媛県のことでも書きましょうかね。




「ポンジュース」の「ポン」が「ニッポン」から採られた話も耐用年数が過ぎてる気がする。

柑橘系としてオレンジ色戦線に対し強要をしなくなった愛媛県は
ポンジュース現象を「みかんごはん」と「蛇口からみかんジュースが出る」
の事象に留めて生産量としては二位に退いたのが印象的。

まあそろそろ「ポンジュース」の「ポン」が「ニッポン」から採られた話も耐用年数が過ぎてる気もしますが。

 「紅まどんな」も「甘平(かんぺい)」も好きではあるけど、本質的に愛媛の果物でみかけたらザワつくのは「富士柿」だったり。

読書の秋2022を控えて「#虫干しと天地返し」をやったけど、流石にダンジョンを掘るのは今月ここまでかなあ。~近況などから随想~|torov

 渋柿なのに甘い柿で、「日本一大きい柿」。甘柿が廻って来やすい
北海道ですが、大分県のとある観光地で富士柿を見つけてからは
その味の良さにザワつくようになった次第。


一応愛媛県の廃藩置県的成り立ちはおさらいしておくか。

他の四国の3県はほぼ現在の地域にまとまっていたが
(香川だけ高松と丸亀、小豆島はまだややこしやの域、徳島は淡路を切り離されるところでゴタゴタ)、愛媛は小藩分立で八県に分割されていた。
それが松山県と宇和島県に統合されて、ようやく旧伊予国の県域となり、
そこでおだった名前を付けたのが愛媛県、って話ではある。

細かくいえば松山県→石鉄県(せきてつけん)→愛媛県。
宇和島県→神山県(じんざんけん)→愛媛県。
でしたかね。

このあと香川県が愛媛県に包摂される時期を経て香川県が
独立する話は例によって浅井健爾本が詳しい。

9784408107127

因みに八県時代は吉田県(伊予吉田藩。宇和島藩の例によって
分裂した分家)、大洲県、新谷(にいや)県、宇和島県、
松山県、今治県、小松県、西条県に分かれてたと。
(県の歴史語句としては「伊予八藩」か)

あと川之江が天領だったと。


四国の渇水問題を考えるとき、「うちぬき」と石手川ダムを把握しておかないと結構見誤る。

四国の渇水問題を考えるとき香川は越県するから問題なんだが
(それは面積最小の県で一級河川を持たないから、溜池も
多く進化しているものの四国用水で徳島と絡むし、いつも天気予報で
話題になる早明浦ダムに至っては土佐の領域なんで)、愛媛は石鎚山の
ある東部の伊予西条と石手川ダムに頼らざるを得ない松山市東部の
水事情を把握しないと、「なぜ愛媛で渇水?」の謎が解けないのよね。

四国用水はここがすごく良く纏まってる。

 弘法水と文化会館前のライオンズクラブが整備したうちぬきは
伊予西条駅と共に訪問したことがあったな。石鎚山の
豊富な水をたたえる素地が水資源に困ることのない伊予西条を支えてる。

これは愛媛の路線図マップ。


これは2025年改訂版かな。

旅行した際には随分と役に立ちました。
控えておくと便利。


ここから主な山地と河川(愛媛県)。

逆に松山市東部の事情が深刻にはなりがちで、渇水の際に
話題になるのは地図見ても分かる通り石手川ダムの貯水率が
目安になるのよね。
(だからこの辺りの人々は瀬戸内の住民らしく節水意識が高い)

今年も1月から取水制限があったのか。

4月までは解除されてなかったと。


こと愛媛に関しては好きと嫌いな場所がハッキリし過ぎててね。

主に宇和島周辺で偲ばれる二つの「大番」と、休刊が確定した週刊朝日に連載されてた「大番」と、テレビ版は田所さんこと渥美清の出世作になった「大番」と、いわゆる大判焼と呼ばれるものになったものとの関係。|torov

「花神」一つの道中ハイライトが周防から宇和島へ向かう珍道中であるように宇和島や卯之町、松山、そして伊予西条なんかは好きなんですが。
(ま、今治は流石にもういいかな。「焼豚玉子飯」を求めて
さんざ迷って、ようやく道中の三日目に辿り着けたのが有名な「白楽天」で)

「ミスター」と呼ばれる鈴井貴之と同じで内子に行くと打ち殺されちゃうと本気で思うくらい内子座のあるあのつまらん光景を別に用もないのに
(興味の一かけらもないままに)只歩かされた辛い記憶しかなくてね。
山線なんていらない。埋めてしまえ、とすら思うことも。

地域レシオとデバイスがかけられると、案外コメントするとき話の
持って行き方がラクになる。|torov


二回だけやったミニシリーズ「愛媛・酒とお菓子紀行」。

まあ二回だけやったミニシリーズも愛媛に関してはあるのですが。

労研饅頭の由緒と実検(実地検分)。~「愛媛・酒とお菓子紀行」シリーズその1。|torov

ひとまずこれは現地行かないと撮れないシロモノなんだし。Zカップから語り始める地酒「石鎚」篇。~「愛媛・酒とお菓子紀行」シリーズその2。|torov

三回目にやると予告していた「しょうゆ餅」に関しては変化球で既に別の記事になってるかと。

「しょうゆ餅」はすあまタイプの和菓子で、トンネル餅よりはねっちりとしていて、たまに東急札幌店に一六本舗が出店したときには
たまに持ってきてくれる。

 ここが古町から歩いて探したけど辿り着けなかった白石本舗か(すやを含めたしょうゆ餅の現物は松山三越で手に入れられたので軽症で済んだけど。帰りは本町六丁目まで歩いて
40分に一本の本町線は松山市駅まで乗り潰した)。


40分に一本の本町線が到着したので


愛媛といえばもぐらの産地か。

松山の本屋に実地で行った感じだと、当時はジュンク堂書店に結構もぐら本が揃ってた記憶。
 ただ、松山三越に越したのだっけ。
そこからはよくわからないけど。

「四国四兄弟」とその発展版「うちのトコでは」シリーズは
好きでよく各地に行く際の参考にしてました。
 「うちのトコでは」単行本だと泣ける長編が一編は載って
いるのが好み。

といったあたりで。
ときめく道県、ときめかない都府県。ときめかないのはスルーして「#地理がすき」タグでサンドするプラン七回目は愛媛県を取り上げてみました。
 次回は結局「マチアソビ」よりもヴォルティスよりも、
味付け海苔よりも道民としては選べるらっきょうが羨ましい
「おへんろ。」とufotableの故郷徳島県についてつらつら語ろうかと。




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