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コミティア150用ビジュアルをつくる

「次回のコミティアでは指名手配みたいなテンプレに4人のアイコンを入れて看板を作りたい」と依頼があった。 てっきり前回のTシャツデザインに新しい参加者を足せばいいと思っていたので少し面食らう。 旅ガイドを作ることで頭が一杯だったので、できるだけ工数を減らしたいのが正直なところ。 詳しく聞くと「それぞれのアイコンを西部劇風にしてもらう」とのことだったので、それらをこちらで調整することになった。 アイコンが来るまでの間に、西部劇の指名手配ポスターについて資料を集める。 目に

    • 旅ガイドをつくる

      毎年秋に敢行される議長のバイク旅。 20日以上に渡り、さまざまなトラブルを乗り越えつつ信じられない距離を移動し配信する。 旅の間は配信が楽しみで仕方ないが、ずっと張り付いているわけにもいかないので「今どのへんにいるのかな〜」と思うことも多い。 そんな悩みに答えるガイドマップのようなものがあるといいなと前からリクエストしていた。 聞けば旅の訪問先は日頃からGoogleマップにストックしておくそうで、既に候補は100以上に及ぶという。何それ面白い… 事前に滞在先やルートを細か

      • コインケースをつくる

        Tさんのグッズは難産だった。 Tさんといえば特殊性癖ネタや女装カラオケの配信。オンラインゲーム対戦で子供ぐるみの付き合いもあるのにキャラクターが18禁過ぎるのである。 個性を活かしつつ子供に見せてもいいものにするのが今回の課題となった。 素材はTさんは精力増強剤を送り付けることでも有名なので、お薬も入れられるコインケースにする。 80年代イラスト風にしたものの「”お父さんのセーラー服姿のグッズ”を娘さんが見たら?」と頭をよぎり即却下。 娘さんのことばかり考えていたら、娘

        • リーフレットをつくる

          「コミティアでおこめさんの描いたイラストのアクスタを出してもいいですか?」と議長から打診があった。 全然構わないけれども、それでは初見の人に説明が足りないのではないかと思った。 おじさんのアクスタ。あまりにも丸腰すぎる。 そこで議長の活動をまとめた何かを付けるのはどうですかと提案した。 これまでも友人知人にハチサタの話をしても「リスラジが〜」から口頭で説明するのは大変だった。そもそも話す方も聞いてる側も中年だから何も残らない不毛な会話である。 紙にしよう。名刺サイズくらい

          SUZURIでTシャツをつくる

          ピュアでパワフルそしてアダルトなお人柄でファンの多いPさん。 「彼の代名詞であるキャップと眼鏡をTシャツにしたい」とNさんから提案があり、すぐにイラストを描いた。 Tシャツはサイズや形が多く、値段もピンキリで小ロットグッズにするのは意外と難しい。 SUZURIは割高だけれど、在庫を持たなくていいので気楽である。 Tシャツで難しいのは図案の大きさである。 大きすぎず小さすぎないところを探る。 PさんにTシャツ化を打診すると快諾してくれた。 ただ「GasshiMPはマズい

          SUZURIでTシャツをつくる

          ホテルキーをつくる

          2023年9月。 きっかけはこちらのキーホルダー。 さまざまな力士の名前が並ぶホテルキー風キーホルダー。 部屋番号は誕生日になっている。 カラーや書体でその人のイメージを表現できる。面白い。 議長のホテルキーを作る。 まずはホテルキーを印刷してくれるところを探す。A-Goods Storeはカラーバリエーションも豊富で1本1,000円弱で作れる。 デザインはこちらに決定。 1203号室は高そうな部屋だ。 議長の強火のファンにプレゼント予定だったのでさぞ喜ぶはず。 完

          ホテルキーをつくる

          スリマッカでTシャツとエコバッグをつくる

          議長がコミティアに出店するにあたり、 スタッフTシャツの制作を考えているとの話を聞く。 え?あと2週間でですか? 一番楽なのはSUZURIだけど、1枚3,000円近くかかってしまう。 時間もないからシンプルな絵柄になるだろうし… 単色なら自宅に眠っているスリマッカで安く簡単に作れる(はず)。 とにかく絵柄がなくては始まらない。西瓜さんに3人の似顔絵を描いてもらったらどうかと提案したものの、あまりにも時間がない。 1時間で叩き台を作る。 ここで「三助さんの電車はロボ丸って

          スリマッカでTシャツとエコバッグをつくる

          四国旅日記【電車編】

          四国の交通網は基本的に横断することができず、ぐるっと回っていくので時間がかかる。 次の目的地である道後温泉へ向かうのにまずは琴平駅から松山駅まで移動する。その距離約136km。特急を乗り継いで2時間半ほどかかる。運賃は7,250円。 東京駅から静岡県三島市くらいが大体同じ距離だそうだが、新幹線を使っても運賃は約半分である。 普段見慣れない電車を見ると旅行に来た実感が湧く。 東京はホームドアが増えつつあるので、見通しの良いホームですら懐かしい感じがする。 松山駅から道後温泉

          四国旅日記【電車編】

          四国旅日記【金比羅山/後編】

          本宮で引き返すつもりが、汗が伝う身体に通り抜ける風も心地よく 疲労感よりもまだここにいたい気持ちが勝り、奥社まで歩を進めることにした。 参拝客は減り、参道はワイルドになっていく。 奥社は本宮と比べるととても小さい。 拝殿の周りには簡素なベンチと小さな授与所があるだけ。 それでも来てよかったと思える場所である。 お参りをして、奥社でしか買えないという天狗の付いたお守りを買った。 特別展「お待たせ!こんぴらさんの若冲展」本宮の少し手前に大きな看板があった。 前知識が一切なか

          四国旅日記【金比羅山/後編】

          四国旅日記【金比羅山/前編】

          神社仏閣は朝早い方が良いので、寝台列車とは相性が良い。 琴平駅から歩いて参道へ向かう。 車窓からも瓦屋根の家が多く見えたが、郷愁を誘う街並みである。 辰っちゃん漬けの看板をひさしぶりに見た。 釜揚げうどんにだし醤油をかけて食べるこんぴらうどんで腹ごしらえをし、 お土産屋が並ぶ参道を登っていく。 本宮までは785段。奥社までは1,368段。 1段目からつらいので数えない。 ラムネを食べて気を逸らしながら歩く。 ご高齢の方が階段の途中で参拝を断念するのを見るたび「今この瞬間が一

          四国旅日記【金比羅山/前編】

          四国旅日記【サンライズ瀬戸】

          サンライズ瀬戸に乗るのは8年ぶりである。 まい泉のカツサンドを買ってラウンジで出発を待つ。 新幹線と違い在来線のホームに停車するため、日常生活を送る人たちが目の前を行き交う。 丸々とした車体とマルーン色のボディカラーに「お、サンライズだ」という顔をする人もいる。 出発は21:50。ええ、夜汽車で旅に出るんですよ。 我ながら得意げな顔をしていたと思う。 背広姿の見知らぬおじさんが手を振ってくれる。 手を振り返すとおじさんは親指をグッと立てた。 グッドラック。私も親指を立てる。

          四国旅日記【サンライズ瀬戸】