スリマッカでTシャツとエコバッグをつくる
議長がコミティアに出店するにあたり、
スタッフTシャツの制作を考えているとの話を聞く。
え?あと2週間でですか?
一番楽なのはSUZURIだけど、1枚3,000円近くかかってしまう。
時間もないからシンプルな絵柄になるだろうし…
単色なら自宅に眠っているスリマッカで安く簡単に作れる(はず)。
とにかく絵柄がなくては始まらない。西瓜さんに3人の似顔絵を描いてもらったらどうかと提案したものの、あまりにも時間がない。
1時間で叩き台を作る。
ここで「三助さんの電車はロボ丸っていうアニメなので使えないかも(コミティアは二次創作NG)」とのことで、自画像を書いて送ってもらう。
このままでは私のデザイン過ぎるので、ここから好きにいじってくださいと依頼。
「もう少し丸みを」「下の文字を大きく」とのことで完成したデザインがこちら。
スリマッカの製版は午前中までに入稿すれば翌日発送。
気持ちは焦るが他に決めることがたくさんある。
インキの色、版のサイズ、Tシャツのサイズや枚数……
Tシャツは横幅30cmで全面印刷になる。
大きければもちろん刷るのも難しくなる。
できれば15cmくらいにしたいけれども、5LのTシャツでは胸ポケくらいにしかならない。
間をとって25cm幅にする。
色も男は黙ってブラック。
5LのTシャツはサイトに売ってないので別途用意してもらう。
SURIMACCAインクブラック 100ml 770円
製版Sサイズ 120メッシュ 1,760円
A4厚手トート(カラー:ナチュラル)308円
Tシャツ(UnitedAthle/ホワイト5.6oz)990円
送料 660円
心配していた版の細かさも問題なく、日曜日に話をして火曜日には発注、木曜日には受け取れた。日曜日には刷れる。
しかしここでトラブル発生。
風邪をひいてしまう。
事前告知を考えると1週間前には完成したかったけれど流石に1週間ではできなかった(当たり前)
気を取り直して月曜日に微熱があるまま作業する。
去年幅30cmの大きいシルクスクリーンをやったので特に戸惑うことはなかった。
・力を込めて一気に刷る
・ベタ面が多い場合は2回やるとなおいい
……あれ?
何度もやるけれども全部失敗。
左手でフレームを押え、右手でスクイージを動かすとズレてしまうようだ。
そして意外と盲点だったのが版幅がスクイージのサイズくらいあるため、端がカスれてしまうこと。
フレームの大きさが版の大きさと近いことも敗因で、余白がないからインクもTシャツも置きにくい。
全部失敗。
熱もあるのになんてことだ(もしくは熱があるから失敗している)。
この日は一旦撤退。無駄にしたTシャツやエコバッグを買い直すことに涙。
届くの水曜日。間に合うんだろうか…
とにかくフレームをもっと強い力で固定しなくてはならない。フレームを固定するには誰かに押さえてもらうか、固定用のホルダーを使う必要がある。
あ、持ってたわ、ホルダー。
このホルダー、版の位置が少し持ち上がるので下に板を引くことを推奨されている。
あまりにも版と被印刷物が離れていると、版の張りが緩むからだ。
買ったよ、ただの板。背に腹はかえられぬ。
絶対完成させるんで。
しかしここでも版の余白がない問題が立ちはだかる。
Tシャツもエコバッグも指定の位置に置けない。
どうしてもホルダーに引っかかってしまう。
…⁝( `ᾥ´ )⁝
夫がもう少しで帰ってくるな…。
手で押さえてもらおう!(夕飯の前に)
はい、成功。
フレームを夫に押さえてもらい、スクイージの幅より小さい横方向から刷る。
刷れていない部分はもう一度重ねて刷ったけど問題なかった。フレームさえ動かなければ複数回できる。
地味に面倒な印刷位置合わせは、
図案をOHPシートに印刷して被印刷物の上に置く
フレームを合わせる
OHPシートを抜いてもらいフレームを置く
で解決した。これはひとりではできない。
エコバッグの場合はフレームと板の底辺をまず合わせ、被印刷物の位置を調整して印をつける方法でやった。
これならひとりでもできる。
とにかく次回は
版の余白をしっかりとること
そうすればホルダーも使えるはずだ。
うまくいけばスイスイ刷れる。
もっと刷りたい。
ただ乾燥棚がないので椅子やらテレビやらに引っ掛けて乾燥させることになる。
仕上げにクッキングシート越しにアイロンを掛けるとしっかり定着するらしいので翌日施す。梱包はB4のビニール袋がちょうどよかった。
そうだ、失敗したTシャツやエコバッグは練習台として今後も活用するので無駄にはならないんでそこんとこよろしく。