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ピ~やん
2019年12月7日 05:29
薔薇を敷き詰めたクイーンサイズのベッドを見下ろしていると、いかにも自分は人生において”勝っている”男だと感じられた。あとはすずらんがシャワーを浴び終えてこの部屋まで戻って来るのを待つだけだ。薔薇のベッドに腰掛け、悠然とすずらんを待つこの時間こそ、人生において僕の自己肯定感が到達しうる臨界地点のようにさえ感じる。もはや、これ以上何を望めばいいのか分からない。有り余る余裕が恍惚に変わり、舌に
2018年10月2日 23:04
意志の弱い僕はこの日も帰り道に煙草を買う。吸い慣れたラッキーストライクのライト。家に帰り、熱いコーヒーを入れて、ライターで煙草に火を点ける。コーヒーはインスタントだし、ライターはコンビニで買った130円の使い捨て。 持ち主に似て彼らもまた安っぽいレプリカント(量産品)だ。しかし彼らには役割がある。少なくとも僕にとっては必要なものだ。誰の役にも立てない僕とは違う。僕は僕の役にも立てない