詩論


言葉は限定していく

あらゆる可能性の中からの限定

良きにつけ悪しきにつけ

ある一つのルートを可能性を提示する

議論を深めるとは

みんなでこのルートを探っていくこと

目指すべき場所がわかっている場合もあれば

過去に先行者がいる場合など

でも一番わくわくするのは

未踏ルートについてみんなで検討するとき

そしてもっと踏み込んでいくと

何かわからない何かの気配を感じ取れたことを話すとき

俺はこんな感じだったと思う

いや俺にはこのように見えた

・・・・・・

それはもう限定ではなくて

むしろ解放と言った方がいいような気がする

そこでは

誰もが限定なんてしようなどとは思わない

そんなつまらんことをしようとは思はない

銘々が思い思いにそれをいや自らを語る

その熱は多分尽きることはないのだろう




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