【短編小説】What a coincidence!
それは何とも不思議なめぐり合わせ。
ハッピーハロウィン!ひょんなことから英国の妖精ブラウニーと一緒にハロウィンを過ごすことになった小豆洗いの話。
上記の話と世界線は同じですが、読まなくても読めます。
人気のない夜の森にショキショキと響く不気味な音。音をたどって草木をかきわけるとたどり着いたのは川だった。暗闇に目を凝らすと岸辺に誰か座っているようだ。恐る恐る覗きこむと、それは目ざるを持って小豆を洗っているらしい。ふいに人影が振り向く。にやにやと笑う老人の目が妖しく光った。