見出し画像

8月の旅行①宇都宮・福島・猪苗代湖

すっかり涼しくなってしまったが、まだ8月が暑い頃、大きく分けて3回旅をした。

8月6日~7日
宇都宮~福島~須賀川・猪苗代湖~小山

画像1

妻が2日間旅行でいなかったので自分もどこかに行こうと思った。久々に金曜日退勤後即新幹線乗車西日本ゴーゴーシステムやりたかったけど、金夜に渋谷で飲み、土曜朝に秋葉原で3時間スタジオでバンドの練習の予定があったので関東近郊に青春18きっぷを使っていくことにした。昔はこんな風に土日に小さな予定が埋まってたらストレスをためていたが、今は必要とされることが生きがいなのでよい。

画像2

the band apartの原スタイル。

■栃木県に泊まること ■福島市に行くこと
この二つを果たせればよかったのでそういう旅程にした。13時にスタジオを終え14時に帰宅、ベースをおろし甲子園を見ながら少し休憩して15時に家を出る。東京はうだるような暑さ、こんな中重い楽器を担いで練習に行く俺、ご苦労。バンドおじさんはTシャツ2枚と短パンと文庫本をリュックに詰め込んで渋谷で青春18きっぷを買い、北へ向かった。湘南新宿ライン宇都宮線直通、大宮駅を過ぎてから一気に田舎の景色になり、景色が画一化されてくる。北関東の入り口という感じがする。宇都宮駅に到着。大きな駅に中高生と思しき男女がわんさかいると「地方にきた」という旅感が増す。

google mapで調べて南大門という銭湯・サウナ・焼肉・宴会場・仮眠室などがひとまとめになった施設を見つけたのでここに泊まることにした。宇都宮市街は今まで2回ぐらい来てるので今回は散策せず、18時から翌朝の7時ぐらいまで南大門からでないことにした。

画像3

サウナがめちゃくちゃ広かった。甲子園の初日最終戦をみた。サウナのテレビは全部野球中継でいい。最後の試合が終わった直後に熱波隊が入ってきてロウリュが始まった。1時間半ぐらい入って、ダイエット開始時から10kg以上痩せたのでそれを祝して一人焼き肉をした。

画像4

サウナによくあるリクライニングのソファーにテレビがついてるタイプの仮眠室に泊まった。スタジオや移動、サウナの疲れもあってよく眠れた。これで3000円、悪くない。漫画ルームでドンケツを読むのを楽しみにしてたのになかったからライアーゲームを読んだ。

翌日、福島市に向かう。ここはショートカットのために新幹線を利用。これで全47県庁所在地を訪問したことになった。こういう旅をしている。

画像5
画像6

どこもそんなもんだろ、と言いたくなるかもしれませんが全部行ってると細かい違いや逆の共通点などいくらでも目に付く、そういう違いがわかることをセンスだと思っているので、都市を見つめるセンスは相当養われている。一人フィールドワークの賜物である。特に大分市の駅前に似ているだけでした。

その後は鈍行に乗って南下。途中、二本松あたりで鬼婆伝説の安達ケ原の黒塚を通過したときに降りればよかったと後悔した。中学の時に陰陽座で伝説を知ってから気になっていた場所。北関東・東北は怪しい説話が多くて好き。

画像7

カーシェアで車を使うためだけに降りた郡山市(東北第2の都市なの面白すぎ)にて映画館に行列ができているのを発見。娯楽が1つなのかと思ったらワンピースでした。

画像8

須賀川名物というかっぱ麺を食べた。かなりの平麺にきゅうりが練りこまれており、ごまだれをかけて食べる。これがめちゃくちゃ美味い。夏野菜多めなのも嬉しく、夏を感じる。夏は食い物も美味くて最高の季節。

画像9

暑かったので猪苗代湖まで車を走らせて湖水浴をした。10分だけ。景色が独特でよかった。シャワーを浴びなくてもいい。この山の向こうには会津がある。また別の世界だと思う。

画像10

その後、旅の締めとして栃木に住む軽音部の後輩に遊んでもらった。数年ぶりに会ったから話すこともたくさんあって、ドライブが楽しかった。近くに何かないかな、で漠然と検索してヒットした田園風景のど真ん中のひまわり畑を観に行きました。

画像11

アルコールの花も咲いていた。

画像12

最後は塩ラーメンを喰って解散。わざわざ埼玉の久喜まで送ってくれた。そしたら湘南新宿ラインが宇都宮線の人身事故かなんかで止まってて、久喜駅には東武線が走っていたのでそれに乗って中目黒まで帰った。久喜より前でおろしてもらってたら終わってたので本当に助かった。世にも珍しい青春18きっぷ振替輸送をした。人によって振替できるできないがあるらしいですが、俺はしてもらえました。

福島までだけど、2年ぶりに東北に、それもローカル線を使っていけたのがすごくよかった。しんどいけど、旅は鈍行で人の乗り降り、そのまちの人たちがどこから集まってどこに向かうのかを知るのが最も味わい深いと思う。だから体力があったり荷物が少なかったりするときはやるべきだし、車や新幹線の旅の中にも組み込むべきだと思いを新たにしましたね。栃木~福島間は県境で、いわゆる白河の関で景色がバッと変わるというよりもゆるやかな変化がある感じで、栃木が南東北といわれるのもわかる。ここは"国境"ではない。連続している文化・生活がある。

暑い時の夏の東北は良い。

こうなりました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集