畑と料理
毎日畑。庭。そして台所。
たった一人ですが、充実しています。
草を抜いて水を撒き、野菜の成長と花の開き具合をチェックします。
土のパワーを精一杯に吸い込んだ畑の野菜を摘んで、そして足らないものを買いに行き台所に立つ。
1週間の献立のうちメインのものと付け合わせはアプリで前から決めてあります。
そしてお味噌汁を毎日の定番にして、たまに違う汁物を作り、あとはあるものでサラダやつまめるものを作ります。
充実しています。
今年はオクラ、とうもろこし、パプリカ、ズッキーニ、茄子とピーマンを畑に植えました。
あと室内ではバジルと青じそ。
義父が作る野菜の様子もたまについでに見たりして、楽しく土と暮らしています。
私は心から思います。
土は良いです。
母なる大地とはよく言ったものだなぁ、と。
人も土に還る。
草をむしりながら、思うのです。
最近の私の心が「喪失」から遠ざかったような気持ちになっているのは、土のおかげなんだろうな、と。
喪失を強く恐れる私のような人は、一度土をいじってみて、心に変化がないか、私に教えて欲しいほどです。
きっと私だけじゃないと思うのです。
花や野菜の成長は力をくれます。
毎日毎日変化して、昨日とは違う今日を教えてくれるのです。
何も考えずに(多分)ただそこにあるだけで、生きていることを教えてくれる。
それを私は「ありがとう、ああかわいいね」と摘んだりして、料理したり家の中に飾ったりします。
庭や畑のパワーを、私を囲む空間や、私の体内に取り込む、というのはこういうことだ、と実感します。
こんな贅沢が他にあるかな。
ありがとうございます!