発達性協調運動症(障害)とコミュニケーション症群 ストラテラ服用日記578日目
米国精神医学会による『精神障害の診断と統計マニュアル』 (DSM) の第5版(通称 DSM-5)では、発達障害に含まれる症状として、
・自閉症スペクトラム(ASD)
・注意欠如・多動症(注意欠陥多動性障害、ADHD)
・限局性学習症(限局性学習障害・学習障害、SLD、LD)
・知的能力障害(知的障害、精神遅滞)
・発達性協調運動症(発達性協調運動障害、DCD)
・コミュニケーション症群
が挙げられている。
いかがだろうか?ASDとかADHDと同列の括りで、DCDとかコミュニケーション症群が入っていることはご存知だろうか?
去年それを知るまでは、DCDもコミュニケーション症群も発達障害の一つの症状の名前だと思っていたので、ちょっと意外だった。
しかしながらDCDがここに入っているのを見ると、発達障害が個人の問題ではなく、神経発達の障害というニュアンスがわかりやすくなる気がするし、それぞれの病態だけの方が少なくて複数の症状が混じり合ってる人が多いという理解にも役立つのではないだろうか。
DCDはその人の動きを見ていればなんとなく分かる。スペクトラムなので程度はあるが、運動苦手・不器用な人が本人のせいではなく脳神経的な問題を抱えていることは観察していれば分かるので、他の症状が同じ分類という理解が深まれば、努力や根性でどうにかなる問題でも無いということが認知されていくのではないか。
少なくとも私はそのように感じている。
とはいえ、発達障害の用語はわかりにくい。そもそもそれが問題な気がする・・・。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?