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こぶしの会より(音楽療法とは...?)

①私たちは 眠る・食べる・排泄する ことに加えて 清潔(入浴や洗顔)・更衣(汚れた服やパジャマへの着替え)・清掃・適度な運動によって身の回りを整えることで快適な生活を送ることができます。

②でも、この繰り返しだけがずっと続くとしたらどうでしょう?
 散歩しながら四季の移ろいを肌で感じたり、街に出てさまざまなことを見聞きしたり、ショッピングをしたり、スポーツで身体を動かしたり、友との語らいも楽しみですね。
 このようにして私たちは、楽しみを取り入れながら生活にメリハリや潤いを取り入れて生きています。

③昨今ではスマホにイヤホンをつけてどこでも音楽が聞けますし、ストレス発散にカラオケは持って来いです。私たちにとって音楽もとても身近なものです。

 私たちは①②③のどれを優先するというのではなくうまくバランスを取りながら同時進行の中で生きているのではないでしょうか。

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介護の現場も対象の方々は私たちと同じ人間です。
上記のようにメリハリのある生活を介護従事者皆で考えていけたらと思います。 

こぶしの会は1週間に30分ずつ2回合計1時間の活動をしています。
音楽活動に抵抗のある方や興味のない方々には残念ながらお役に立てることはないのですが、お好きな方には、思い切り楽しんで頂きたいと思います。
こぶしの会も現場の状況を共有しながら動いていければと思っているので、ご意見などありましたらその都度お聞かせください。
(やむを得ず、入浴や受診等と重なってしまう場合はそちらを優先していただいてOKです。)

医学的にも認知症に対する音楽の効用が認められてきています。
《音楽が認知症に与える影響》
①妄想や攻撃的な行動は自分自身の認知症の症状に対する不安や緊張から生じている場合があり、音楽はそれをなだめる効果がある
②忘れてしまう、わからなくなってしまうという体験の中で、昔覚えた歌を今も覚えているということは自分の自信になる
③言葉が不自由になって自分の気持ちが表しにくくなる中で、大きな声で歌ったりリズムをとったりして心が解放される
④不安や孤独感から閉ざしてしまいがちな心の扉を開くきっかけとなる 等々


(認知症の方は何もわからないのではなく想像以上に不安や緊張を抱えているということを忘れないでいたいです)

▼こぶしの会
(1・2番街 10:00~、3・4番街 11:00~、7・8番街 13:30~、5・6番街 14:30~)

こぶしの会

▼こぶしの会より

こぶしの会その2