永遠の心許なさ
目覚めて
瞼を深く閉じて
夢の色彩を確かめながら
頭部の重さに曳きずられて
つながっていたはずの場面が
砂のように落ちてゆく
途切れ途切れて断片へ
浅い呼吸の中から
見ている記憶
長い長い・・
時間を生きていたようで
呼吸をする間に終わってしまったような
掴まるなにも無い空間を
錯覚の足場に在る空間を
肋骨の奥から沈んでいくような
どこまでが昨日で、
朝(あした)はいつで
揺らぎながら墜ちていくのは
自分のような
永遠の心許なさ
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