たった一言で人生は変わる。
まず、今だから冷静にわかる、自分が体調不良になった経緯を簡単に書きます。
体調不良を起こすようになったのは、6年前の5月でした。
性格を一言で表すなら「イエスマン」。どんな状況でも、任せてもらったことやできることはとことん突き詰めて完遂させたいと思って受けきる性格です。
ですので、限界値を設定することはなかったですし、好き好んでやっているのだからと、アフターケアもおろそかでした。
そのため、当時最初に「風邪かな?」と思って身体に違和感があったんですが、数日休むと治ったので気にも留めませんでした。
しかし、その後風邪のような症状を繰り返すようになり、免疫力の低下から身体が弱くなっていました。
そんな中、追い打ちをかけるように全く眠れなくなり一睡もしないまま朝を迎えることが増えました。
当然のことながら、身体も悲鳴を上げ、仕事に行けるような状況ではありませんでした。
ここで、一番やっかいだったのは「自身の心」の問題でした。
ずっと「ただの風邪」だと信じ、早期に然るべき医療機関を受診出来なかったんです。
「まさか自分が…」と言い聞かせていたため現実と理想の自分がどんどんかけ離れていくのが耐えられなくなり、より悪循環に陥りました。(本当はどっちもそのままの自分なんですけどね。これがわかんなくなるから辛いんです。)
そんな状況で、仕事へもだんだんと行けなくなり、ほぼ寝たきりの状態が続きました。
何をやるにしてもやる気がでない。どうにかしようとしても、力がでない。
せっかく身体を気遣って訪ねて来てくれる人のインターホンも居留守。
そんなある日、自分をよく知ってくださる先輩からこう言われました。
「TOPPYはノーと言える勇気を持つことだな。時にそれが自分を守ってくれるよ。」
すぐさま先輩が「体調どうなんだ?大丈夫か?」と聞かれ、とっさに「大丈夫です。」と答えた自分。先輩は「そこで大丈夫じゃないって言えることが、ノーと言える勇気ってことだよ。」と。
思わずハッとしました。素直に身体のことを考えて、向き合う事に気づかされました。
初めて身体に違和感が生じてから半年が経過。
今でも先輩には感謝しかありません。真剣だからこそ、言い出しづらいことも言えるようにしてくれた先輩の懐の大きさと深さに感動して身体が震えたのを覚えています。
次回は「病と向き合う覚悟」にしたいと思います。ここまで読んでくださり、本当に有難うございました。