だれが見ても読みやすい!と思わせるnote記事に共通する7つの法則
note執筆のお悩み相談をうけることが多くなってきたので、改めて「読みやすい文章とは何か?」を言語化してみました。
結論から言います。
読みやすい文章って、実はすごーく簡単に作れるんです。
・使わないで
・しぼって
・減らして
・統一して
・ちりばめて
・削って
・一貫させる、だけで作れちゃいます。
今回は「だれが見ても読みやすい文章」に共通する7つのポイントを、具体例とともにお伝えしていきます!
① 専門的な言葉を使わない
まず初めに、専門的な言葉を使わないことを意識してみてください。
高校3年生が分からない言葉はNGです。一般の人をおいてけぼりにします。
書き手はその分野について詳しいので、難しく書いているつもりはなくても、ついつい専門的な言葉が増えてしまいがちです。
たとえば次の文章を見てください。
知識のある人が、じっくり読むならこれで良いかもしれません。
しかし、ほとんどの人は流し読み。パッと見ただけでも知らない言葉があると、読む気になりません。
多くの人に向けた文章は「酔っ払っていてもスッと読める」くらい、専門的な言葉を減らし簡単にしましょう。
できるだけ読み手に調べさせない。そして考えさせない。
自分の文章を発信するときは「初心者」でもパッと見て、難しく感じないかどうかを意識しましょう。
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② 1文にメッセージは1つにしぼる
意識しないと文章はどんどん長くなっていきます。
1文に複数のメッセージを入れたダメな例を見てみましょう。
文字はおえるけど、なんだか意味がわかりません…
・睡眠不足が効率の低下に直結している
・運動不足が健康問題を引き起こしている
・二つの問題が相まって社会的な生産性の低下を招いている
この文章では3つのメッセージを1つにしているため、息苦しく読みにくくなっているのです。
読者の脳内で酸欠をおこさせるような文章は、書いてはいけません。
同じ内容でも短く分けると「息つぎ」をするタイミングが生まれます。最後まで読んでもらうためにも、読者に負荷のない1文にしていきましょう。
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③ 漢字や熟語をできるだけ減らす
「ひらがなと漢字」の割合は「7:3」を意識しましょう。
漢字が多いだけで、人は読むためのモチベーションが超絶ダウンします。
たとえば、漢字や熟語が多い文章はこんな感じ。
公的な文書のようなイメージを与えてしまいます。読む前に気分が悪くなりそう…。
一方で、漢字を2〜3割におさえて書いてみると次のようになります。
ひらがなやカタカナの割合を多くするだけで、見た目もすっきりして読みやすい文章になります。
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④ 文章全体に統一感を持たせる
文章を最初から最後まで読んでもらうためには、統一感がとても大切です。
よくある統一感が欠けてしまうミスは、以下のようなものです。
人の脳は、ちょっとした変化でもストレスを感じてしまいます。
たとえば、こんな文章があるとします。
ただただ、読みにくいですよね。
これを「話し言葉」で統一、ひと段落は1〜2行で書いて、()「」の使い方を意識してみると、次のようになります。
一貫したスタイルで書くことで、読み手はストレスを感じません。文章は格段に読みやすくなり、最後まで読んでもらえるようになります。
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⑤ 数字や固有名詞を意図してちりばめる
数字や固有名詞は、読み手にこの先を読んでやってもいいと思わせる「読ませる力」を持っています。
例えば、次の文章を読んでみてください。
この文章に数字を入れてみましょう。
さらに固有名詞も入れてみましょう。
語っていることは全く同じですが、全然違う文章に感じますよね。
具体性が増し、イメージが勝手にふくらんでいきます。
タイトルや見出しにもめちゃくちゃ使えます。数字や固有名詞を入れられる所を見つけて、積極的に入れるようにしましょう。
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⑥ 「あってもなくてもいいもの」は削る
長い文章は読んでいて疲れます。苦痛です。
文章はシンプルな方が読まれます。
以下のようなものは迷わずカットしましょう!
よく見かける表現は以下のようなものです。
保険をかけたようなあいまいな表現はバッサリ切ってください。謙虚なのはいいことですが、文章の上では読みにくいだけです。
たとえば、こんな文章があるとします。
前置きや具体例がとても長く、あいまいな表現も多いため読みにくいです。
ムダな前置きや表現をなくすと次のようになります。
余計な文章をカットすることで、6行あるものが3行になりました。
さらに、伝えたいことがしっかりと読者に伝わるようになります。
「文章を書く=自分の意見を言う」ということです。
わざわざ「考える」「思う」などと繰り返す必要はありません。文章を書くときは堂々と「断定する」勇気をもちましょう。
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⑦ 伝えたいメッセージに一貫性をもたせる
いくら読みやすくて、テクニック満載の文章でも、
「結局、何が言いたいんだ?」
と思われたら意味がありません。
という「一貫したメッセージ」を文章に持たせることが重要です。
たとえばこの記事であれば
という一貫したメッセージを軸にしています。
そのため、
記事を書く上でのマインドセットや、ペルソナ設計の方法、画像の効果的な差し込み方、バズるタイトルの付け方、オファーに使える心理テクニック、売り上げに直結するキャッチコピー、目的別の文章フォーマット、たとえ話のつくり方、読者の感情に訴えかける書き方、情報収集の方法、継続して書き続けるコツ、フィードバックの活用方法、アイデアが尽きないネタの出し方、執筆スピードが倍になるショートカット一覧、などのノウハウは関連があっても入れていません。別の記事にしています。
軸がブレてしまうからです。
自分の文章を最後に読み直すときは、
「一貫したメッセージが存在し、読み手にしっかり伝わるか」
をもう一度確認しましょう。
まとめ
「パッとみて読みやすいと思わせる文章」の7つの法則は以下の通りです。
普段から自分がよくやってしまいがちなクセを見つめなおし、アップする前に読み直すことが大切です。
その際に今回のリストをぜひ活用してみてください!↓
これで「だれが見ても読みやすい文章」が書けるようになりました。
「でも、肝心なタイトルつけるの苦手なんだよなぁ…」
ご安心ください。
タイトルに使えるフレーズとその実例を100個まとめた記事も公開しています。こちらもあわせて参考にしてみてくださいね。
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