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詩* 結露

白く曇った窓から見える
冬らしくない1月の空
白鳥の鳴き声だけが
私に季節を教えてくれる

雪になれない滴たちが
アルミとガラスに張りついて
泣けない私を諭すように
大きな結露を作りだす

片想いなんて
らしくないのに
歳と理性が
邪魔をする

ココロの奥にかくした傷と
カラダの外にまとった恥と
あなたと交わした言葉たちを
ひとつひとつ胸にしまった

外に出せない愛しさを
窓の中からつぶやくと
堪えきれない切なさが
春を待たずに伝って落ちた

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