○○み

ふだんは広告界隈で働く会社員です。 ぜひお気軽にのぞいていただけるとうれしいです!

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最近の記事

「ご主人」「奥さま」の代案

人様の夫。 人様の妻。 それらを呼ぶときに、 「ご主人」とか「奥さま」と呼ぶことが 時代に合わなくなってる感がすごい。 が、その代案がない。 「旦那さま」は、てやんでぇ感がすごいし、 「嫁さま」もぜったいにちがう。 「パートナー」だと 意識高い系な雰囲気が出てしまい 受け入れられる気がしない。 代案求む!

    • ブタに愛を

      ブタ揉めだとか メスブタだとか ブタ男だとか。 人間はブタにお世話になりっぱなしなのに、 ブタを揶揄する言葉が多すぎないか。 人間はブタに謝ったほうがいい。 ブタよ。 ごめんね。 大好きだよ。 人間のために、本当にありがとう。

      • 「がんばれ」の代案

        いつからか、 「がんばれ」という言葉は 相手を追いつめてしまう言葉として あまりよろしくない立ち位置にされているかと思いますが。 では、「がんばれ」のかわりに 何と言ったらいいか。 仕事に向かうひとへ。 これから勝負のひとへ。 GOOD LUCK的なちょうどいい言葉がみつからず、 うまく応援の言葉をかけられずに 楽しんで!みたいなゆるふわで うやむやになってしまうことが多く。 「がんばれ」のいい代案。 いいアイデアがあったら知りたいです!!

        • 弱音をはいたら、ちょっと強くなれる

          人に弱音をはくのがちょっと苦手。 くよくよしている時間がもったいないし、 ネガティブな時間を人と共有しても 相手に嫌な思いをさせてしまうだけ、そう思ってた。 けど、今日、思いきって自分の弱さを人にはきだしてみたら、 なぜかまっさらになれて、がんばろう!と思えてしまった。 え?何に悩んでたんだっけ?というほど すっきりとしてしまった。 モヤモヤを言葉に出すと、 体からモヤモヤが出てくれるのだろうか? こんなにデトックス効果があるなんてびっくりだ。 たまには勇気を出して、人

          ケーキな女たち〜 Piece.5 ベイクドなチーズ、そして霜降り肉とウニと

          Piece.5 ベイクドなチーズ、そして霜降り肉とウニと / 山口美咲 36才 健康情報に敏感な山口美咲は、コンビニでお菓子を買うときは必ず成分表示を見て選ぶことにしているのだが、チーズケーキだけはなぜか許している。チーズがたんぱく質であることが罪悪感を払拭しているのだろう。 美咲が今日食べにきたのも、チーズケーキだ。最近のヘルシーブームでひとつひとつカロリーや糖質を書いてくれているケーキ屋さんもあるが、美咲がご褒美に出かけるケーキ屋さんには一切、成分表示がない。おそらく

          ケーキな女たち〜 Piece.5 ベイクドなチーズ、そして霜降り肉とウニと

          ケーキな女たち 〜Piece.4 マロングラッセとスカートめくり

          Piece.4 マロングラッセとスカートめくり/ 宮本晴美 30才  宮本晴美は大の栗好きだ。栗好きが高じて栗むき専用のハサミまで買ったが、専用バサミをもってしても栗の殻は頑丈で、たったひと粒むくだけでも骨の折れる作業だ。だからこそ晴美にとって、モンブランは贅沢の極みだった。栗の香りを感じる濃厚なクリームに、マロングラッセがまるごとひと粒のっている。殻が頑丈だからこそ、この裸の栗を見ると特別感を感じざるを得ない。と同時に、とあるできごとを思い出す。スカートめくりが流行ってい

          ケーキな女たち 〜Piece.4 マロングラッセとスカートめくり

          ケーキな女たち 〜Piece.3 いちごパフェと、うちの主人

          Piece.3 いちごパフェと、うちの主人 / 山崎真里 33才  山崎真里の好物はいちごパフェだ。けれどこのことは秘密にしている。まるでカワイイの象徴みたいなこのスイーツは、真里が目指す生き方とは真逆な見た目をしているからだ。だからこうしてたまにひとりでいちごパフェを食べにくる。自分だけが知る、自分のためのご褒美。今日も至福の時間を味わいながら、いちごパフェに謝る。見た目で判断してごめんねと。そしてこっそりスマホでいちごパフェの写真を撮る。誰にも見せない写真フォルダをスク

          ケーキな女たち 〜Piece.3 いちごパフェと、うちの主人

          ケーキな女たち 〜Piece.1 バタークリームくらいの美人

          Peice.1  バタークリームくらいの美人/ 後藤沙織 25才 後藤沙織はここ数年、バタークリームケーキにハマっている。真っ白いホイップクリームがふんだんに使われた王者の風格漂うショートケーキより、生クリームの代わりにバタークリームでつくられたというエピソードがなんだか自分らしい。ケーキ界の中の上、私と同じだなと思いながら、沙織はバタークリームを口に運ぶ。 ・・・・・ 沙織は自分自身が「美人」の部類に入るだなんて、社会人になるまで気づかなかった。謙遜でもなんでもない。

          ケーキな女たち 〜Piece.1 バタークリームくらいの美人

          ケーキな女たち 〜Peice.2 ナッツな君には才能がある

          Piece.2 ナッツな君には才能がある / 浜名くるみ 28才 くるみはチョコレートケーキが好きだ。それもチョコがビターではなく、ホイップクリームみたいになっているやつで、チョコレートがたっぷり練りこまれたスポンジの中にごろごろナッツが入っているのがたまらなく好きだ。中でも好きなナッツは、くるみ。自分の名前と同じだから、まるで自分大好き人間みたいでちょっと笑える。 ・・・・・ 「君、才能あるね」 樽香つよめのウイスキーの氷を人差し指で転がしながら、仲田は浜名くるみに

          ケーキな女たち 〜Peice.2 ナッツな君には才能がある

          ケーキな女たち 〜はじめに

          ▼はじめに 休日の昼下がり。4人の女たちが青山通りを闊歩している。目的はケーキだ。それぞれ休日にたったひとりで、ケーキを食べるためだけに化粧をして外に出た。 彼女たちにとってケーキと向き合う時間は、現実逃避とも言えるし、現実に向き合うための工程のひとつでもある。糖質とか脂質とかもろもろの事情はいったん棚に上げて、いつも気にしている添加物やらのすべてを受け止める。それは自分を許す作業なのだ。 初めて食べるケーキが当たりだった場合はいいが、食べた瞬間に後悔することも多い。合

          ケーキな女たち 〜はじめに