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とんかつカンティーヌは、全く新しい「とんかつの店」です
※この投稿は、当店のSNSマガジン「こぶた通信」の転載です。「こぶた通信」は、当店のインスタグラムとフェイスブックで不定期配信しております。(ユーザー名:tonkatsucantine)
「こぶた通信」11月6日号で少し改まってお知らせしたとおり…
とんかつカンティーヌゆめみるこぶたのコンセプト、目指している方向性を、もっと明瞭に発信し、理解してもらえるようにしていくために、
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とんかつの店であって、
しかもなお、
『とんかつ屋』じゃない。
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を、新たにキャッチフレーズに加えました。
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そう、もう、『とんかつ屋じゃない』と、明言してしまうことにしたのです。
そうしなければ、「とんかつ屋」という言葉の持つ、
ある一定のイメージ、
ある一定のスタイル(キャベツの千切りや、あのとんかつのカットの仕方、盛り付け方など)、
ほかありとあらゆる、「とんかつ」という言葉に自動的に付随してしまう何もかもの周辺の既存のカタチ、
そういうあらゆるものに対する、あまりにも強力すぎる概念的結着力を振り切ることが、できないと判断したからです。
もともとは、地元にお住まいの方にとって、
「あのとんかつ屋」と気軽に呼んでもらうために、
実際には料理としては「フランス料理」に限りなく近いものを出しているにも関わらず、
「フランス料理」「フレンチレストラン」という心理的ハードルを感じさせず、
食べているご本人が「フレンチを食べている」と自覚しないうちに、実はフランス料理という食文化を知ってもらえるような
(味わいだけでなく、食べ方や、提供の仕方や、時間の過ごし方や、食事の一連を通して得られる感覚すべて)、
そんな店であるために、
ただ「あの変わったとんかつ屋」と呼んでもらって、食堂感覚で利用してもらえたらいいな、という強い思いから、
あくまで「とんかつ屋」と認識してもらえる店でありたい、と決めて、ここまでやってきたのですが、
1年前にとんかつカンティーヌ+としてリニューアルオープンして、今、
ここが、ひとつの転換点かな、という思いに至りました。
とんかつカンティーヌは、「とんかつの店」ではあり続けますが、
「とんかつ屋」ではない、と公言することといたします。
だからと言って、何かが変わるわけではないのですが、
これでやっと、溜飲が下がるというか、
何かつっかえていたものが外れるような、少し自由な気分で、もっと翼を広げることができそうな気がしています。
今後ともよろしくお願いいたします。