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#短編小説

(短編小説)カートコバーンを愛する全ての人へ捧げる

工学部博士課程を修了し、何年経っただろうか。僕は精神科医だが、工学部に入り直し、大学院を…

白瀬隆
4か月前
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さよならロック

 さよならロック。さよなら二人の季節。  ロック好きだった私たち。毎年フェスに行ってた。…

秋(空き)時間
8か月前
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20th Century Boy

#はじめて買ったCD  小学3年生まで団地に住んでいて4年生になるタイミングで引っ越した。団地…

銀chan
10か月前
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【小説】デスメタル乳首破壊光線【後編】

前編はこちら 7.謎の誘拐犯 カーティスを誘拐されるのは別に構わない。大した情報ももたず…

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【小説】デスメタル乳首破壊光線【前編】

あらすじ 1.イントロ バンドの練習に行くと、メンバーの二人はすでに肩慣らしを始めていた。…

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【短編小説】 空音 (5600字)

 部屋は散乱していた。本、プリント、古い雑誌。  資料だろうか。足の踏み場がないわけでは…

原田放
1年前
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『セヴン・アイズ』最終話

ジュンローの左目に再び光が宿ることはなかった。 それでもすぐにバンドのメンバーを集めはじめた。 ジュンローにとって、バンドが全てだった。 1年後、瞳の部分が赤い義眼をはめたジュンローは、 地下にある音楽スタジオで数日後に控えたライブの リハーサルを行なっていた。 バンドの名前は『セブン・アイズ』。 4人の目玉の数からジュンローが名付けた。 リハーサルは、持ち時間を少しオーバーして終わった。 地下のスタジオから地上に這い出ると 空は季節っぱずれに晴れ、まるで春のような陽気だっ

『セヴン・アイズ』第4話

その日はライブが始まる前から 何だか空気がおかしかった。 先ほどまでがらんとしていたフロア…

no1048
2年前
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『セブン・アイズ』第1話

地下のスタジオから地上に這い出ると 空は季節っぱずれに晴れ、 まるで春のような陽気だった。…

no1048
2年前
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消えた、ジミー・ペイジ [短編小説]

寝苦しい夜だった。 夜間でも、気温は25度を下回らず湿度も高い。 扇風機は室内の生暖かい空気…

1976blue
2年前
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短編小説『バンドマン』

俺の名前はケント。25歳バンドマン。中学生の頃からギターをやっているが、指をうまく動かすこ…

ジョニーへの伝言

いじめは無かった、とあの生徒は言ったそうですが。 学年主任は、わざわざ作った苦い表情を隠…

gm
3年前
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【創作】little world collapse

「なぁ、解散しないか」  ギターもベースもドラムも、すべてがよく響くガレージだが、俺の声…

わたしの歌が何も与えませんように

「この曲、めっちゃ感動した」 「ここの歌詞、自分だ、ってつい思っちゃった」  具体的には 「1000RTじゃん、鬼バズじゃん」 「この曲伸びそう、今のうちに古参アピしとこ」  具体的には 「        」 「              」  芸術は、数字で評価される。  誰も正体を知らないバンクシーの絵だって、みんなが知ってるピカソの絵だって。  25億。215億。ちょっとした国が作れそうな数字で評価される。  その評価は間違っているのか。はたして芸術家は