有給休暇。書店巡りしたのに全然本が買えなかった自分が、唯一手に取った本
先日とった有給休暇では、まだ行ったことがない書店をめぐるという体験をしました。
ここ数年、有休は自分や家族の体調不良や、子供の行事や通院などにほとんど使われて、自由に動ける有休は年に一、二度ぐらいです。
今回は久しぶりの休みで、感染対策に気を配りながらの外出でした。
この一年何とかやってはきて経済的には大丈夫だけれど、気持ちの面で意味もなく落ち込むこともある日々。
そんな日常に活力を与えられたらと、気になっていた書店を訪問しました。
個性的で素敵な書店たち。
数軒まわって、それぞれじっくりと本を眺めました。どの書店も、どの本も魅力的。
それだけに、途中で買う自分がその魅力を味わいきれるのか?という不安が襲ってきて、買えなくなってしまったのです。
せっかくの休暇で、どうしてそうなるのか。わからないけれど、今の自分に読める本があるのか、またまた落ち込みそうになりました。
そんなときに入った書店で、じっくりじっくり眺めて買った一冊が、
『じぶんの学びの見つけ方』(フィルムアート社)
でした。
この本は、多ジャンルのいろんな方が書いた、今の自分につながった学び方、学びのつながりをテーマにした本、でしょうか。
全然知らないジャンルの仕事の話などもたくさん書かれているのですが、自然と読み進めたくなります。
みんないろいろ悩みながら、学んで、自分なりに何か発見したり工夫したりして生きている。そんな事実を再確認できる本で、だからこそ購入を後押ししたのかもしれません。
私はしばらくは、年に数度しか自由に動ける日はないのかもしれない。それは、多くの人に追い抜かれ周回遅れになることを意味するのかもしれない。でも、それは仕方のないことだし、それでも少しでも学び進められれば人生が自分なりに豊かになるのかもな。
そんなことを思いながら、本を持って子供のお迎えに行く夕方でした。