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注射・点滴地獄

私はそのまま数本の点滴を打ち続けました。
が、しかし、また高熱での痛みなのかもうそこら中が痛いです。
ぐったりしていると、ナースが「なんてことなの?」っと言って駆け寄ってきました。
なに????と思ったら、2つ目の点滴を刺した場所を中心に、
こんもりとお山のようにわたしの腕が腫れ上がっているのです。
!!!!!なにこれ!
「ああ、これじゃだめね」と慌ててナースが点滴を外します。
要は点滴の速度が私の血管サイズを超えてしまったのかな?もう私の体はズタボロです。

しばらくして今度はナースが「細い針を持ってきたよ」と言います。
それは日本の針より少し太いかな?と思うくらいの針でした。
それでも私にはまともに見えたので今度こそ。
でももう刺せるような血管が見当たらない。
日本みたいにこすったり、叩いたり(今どきしない?)はないです。
腕の向きを変えたりして探します。
「こんな細い血管、みたことないわ」と言われながら。
(日本のノーマルサイズです)

しかも検査をするためにたくさん血液も必要です。
この小さな血管から血を抜き取らなければいけません。
何本も何回もそれをしました。
そんなとき、ついに私の血がでなくなったのです。
「え、私の血がなくなったの?」というと「さすがに違うよ」と笑ってナースが答えてくれました。
でもようやくここまできたので、血はどうにかしてでも集めたいのです。
その時に待合室で18時間待っている途中に、
日本人の友達が差し入れでくれた水筒のお茶があることを思い出しました。
これを飲めば温かいから体が温まっていいかもと思い、
「お茶を飲んでみてもいい?」と聞いたら、
「いいよ、やってみよう」となったのです。
温められていたそのお茶を飲むと……

再び血が出だしたのです。
これは奇跡だわ!!!と私とナースは二人で大喜びしました!
「なんてお茶なの?」と聞かれたから
「ジャパニーズティーだよ」と答えました。
「これはダブリンのどこで買えるの?」と聞かれ、
「たぶん友達が日本から持ってきた本当の日本茶なの」と言いました。

でも実はそれ、カモミールティー。
日本茶って言ったほうが盛り上がるかな?と思って(ごめんね)
ありがとうカモミール!

そしてその後は、体重を図るために、体重計の上に乗ってと言われました。
靴を脱いで乗ろうとしたら、「そのままでいいよ」といわれ、
靴・服(コートを脱いだだけの状態)・私の体重が、私の体重です。
ざっくりー!

救急病棟の病室。壮絶だったけどここに2泊しました。
救急病棟で出た朝食
昼食。ゼリーとアイスクリームもあってうれしい。やっぱりジャガイモ
ディナーは簡素

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